当院では流行初期より新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の診療にあたり、昨年12月以降は1つの病棟をCOVID-19専用病棟として開設し運用してきました。しかし第４波以降は患者が急増し、それに併せて当初16床であった専用病床も30床まで順次増床してきました。それでも必要な病床が不足し、更なる増床を余儀なくされたため、8月27日より新たなCOVID-19専用病棟を開設しました。
　北部地域では当院と県立北部病院でCOVID-19患者の外来・入院診療に対応しておりますが、最近は連日多くのCOVID-19患者が受診され、8月27日時点で両院の入院患者は90名以上、ホテル療養者40名以上、自宅療養者も100名以上となっております。今後もしばらくは流行の収束は見込めないため、診療体制の大幅な見直しが必要となってきました。
　このような状況の中、COVID-19対応を含めた医療体制を維持していくために、当院では9月1日（水）より下記のとおり外来診療の一部を変更いたします。

①一般内科での二次検診（各検診センターからの紹介）受付は休止します（かかりつけ医やお近くのクリニックを受診してください）。
②一般内科の初診外来は、完全予約制となります（クリニックからの事前予約が必要です）。
③通院中の患者さんで病状の安定している方については、受診間隔の延長や電話再診をお願いすることがあります。


　まずはCOVID-19にかからないことが重要です。そのためには感染対策の徹底（同居家族以外の方とは食事をしない、適切なマスクの着用と手指消毒、三密回避など）をお願いします。また、かかった場合でも重症化しないよう積極的なワクチン接種をお願いします（現在は、65歳以下のワクチン未接種の患者が急増し、20～40代の基礎疾患のない方でもCOVID-19肺炎を患い、入院している方が大勢います）。

　適切な医療体制を維持していくために、皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

2021.8.28更新