公立沖縄北部医療センター理念
公立沖縄北部医療センターは、北部医療圏における慢性的な医師不足の解消等、安定的かつ効率的で地域完結型の医療提供体制を構築することを目的として整備され、圏域内の基幹病院及び公立病院としての役割を担います。
基本方針
地域住民のための病院
地域完結型医療の提供に努め、全ての世代の住民の心と体の健康を守るため、各自治体とともに地域の保健・介護・福祉分野と連携し、急性期病院としての役割を果たしていきます。そして附属診療所とともに離島・へき地医療を支え、地域医療が確保されるよう取り組んでいきます。
安心・満足できる医療の提供
365日24時間体制の救命救急医療体制を整え、必要時に、どなたでも安心して医療が受けられるよう尽力します。また、患者に寄り添い、患者等へのインフォームドコンセントを重視する、医療サービスを提供します。加えて、安全な医療環境や、仕事のやりがいや達成感、成長を実感できる職場環境を構築することで、利用する人も職員もともに安心し、満足できる医療を提供します。
信頼される病院
地域医療支援病院として他医療機関と役割分担による地域医療提供体制の安定化・効率化とともに、他医療機関の従事者等を含む医療人材の育成を図り、関係相互機関の信頼関係の醸成に努めます。加えて、職員同士が尊敬・信頼し合うことにより質の高いチーム医療を提供し、患者から厚く信頼される病院を目指します。
地域に開かれた健全な経営
県及び北部12市町村が設立した公立病院として、地方自治運営の原則に基づき効率的な経営を行います。また、病院経営によって生み出された利益を、人や物に対する投資という形で還元することで、職員の満足度、医療の質の向上、さらには住民の満足度の向上につなげていくため、職員の処遇改善や研究研修の実施、最新の医療機器の計画的な導入・更新など、病院の人材、施設、設備に対する投資を継続的に行っていきます。それによって新たな利益が生み出され、更なる投資として人や物に還元されるといった経営の好循環を実現します。加えて、公立沖縄医療センターは、採算性の面から北部医療圏の民間病院では対応が困難な救急医療、災害医療、周産期医療、小児医療及び離島医療などを、定住していく上で必要不可欠な政策医療として、圏域内で完結できるよう提供します。これらを踏まえ、公立沖縄医療センターは、地域に開かれた健全な経営を行って行きます。