9月21日(日)に、県立北部病院においてHPVワクチン(子宮頸がんワクチン)の集団接種が行われます。

 子宮頸がんは、若い世代の女性(出産する世代や未成年の子を持つお母さん世代)にも発症するがんで、「マザーキラー(お母さん殺し)」の異名をもつ病気です。HPV(ヒトパピローマウイルス)が感染することが原因とされていますが、ワクチンを接種することで、その感染や子宮頸がんの発症を予防することができます。

がんを予防できる有効性の高いワクチンであることから世界中で接種が推奨されており、日本でも小学校6年生から高校1年生に相当する女性に公費(無料)接種が行われています。しかし、残念ながら沖縄県はHPVワクチンの接種率が全国ワーストで、子宮頸がんの罹患率や死亡率も全国平均を上回っている悲しい状況があります。

半年かけて3回の接種が必要であることから、今年度16歳(高校1年生相当)になる方は9月中に1回目の接種を済ませないと、公費(無料)の対象期間内に接種を完了することができなくなってしまいます。期間外に接種すると約9万円の自己負担が生じるワクチンであるため、ぜひこの機会に接種をご検討ください。

なお、今回の集団接種では、1回目のワクチンは接種したものの2回目以降の接種機会を逃している方への接種(キャッチアップ)にも対応していますので、該当する方はぜひご検討ください。

周囲の方で接種対象の方がいましたら、ぜひともお声かけして、この情報をお伝えいただければと思います。

接種場所は沖縄県立北部病院となっております。
北部地区医師会病院ではありませんので、お間違えのないようにご注意ください!