毎年5月12日は「看護の日」と定められております。近代看護を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなみ、老若男女問わず看護の心、ケアの心、助け合いの心を育むきっかけになるよう1990年に制定されました。その日を含む日曜日から土曜日までの期間は「看護週間」となります。
 当院では、5月11日と12日の2日間、北部地域の高校生を対象とした「ふれあい看護体験」を公募し、名護高校、宜野座高校、北山高校、北部農林高校、辺士名高校から10名の高校生が参加しました。
 新型コロナウイルス感染症対策のため、看護体験の時間を午前中と限定したなかで、病院施設見学、血圧測定、ベッドでのスライダー移動の体験のほか、感染管理認定看護師による講義と衛生的手洗いのミニレクチャー、医療用プラスチックエプロンの着脱等を体験していただきました。 

参加者の感想(一部抜粋)

・実際に現場で働いている看護師さんや栄養士さんを見て、とても緊張感が伝わりました。普段見ているドラマの世界とは少し違う現実味のある現場を見て、命を繋いでいく職業として改めてすごいなと思いました。これから看護師を目指していく1人として、キツイ仕事も乗り越え、良い看護師になりたいです。

・今日は貴重な体験をさせてくださりありがとうございました。普段は知る事・体験する事のできないことをやってみて難しそうな部分もあったけど、とてもやりがいのある職場だなと改めて実感することができました。
今までよりも看護師への思いが強くなるきっかけになりました。

・血圧測定の体験で、マンシェットを巻いて加圧し、バルブを回しながら測るのがとても難しかったです。また、病棟などを回ってみても衛生面が整っており、看護師さんたちは患者さんのために、一人一人に向き合って接している姿がすごくかっこよかったです。手洗いやエプロンの着脱等の体験から、私が学校などでしていた「手洗い」が間違っていることに気づけました。とても楽しかったです。

ふれあい看護体験をきっかけに看護に興味を持ち、看護師の道を選んでくれる学生が増えることを願っています。