当院は平成15年オーダーリングをシステム導入
平成17年電子カルテシステムへ移行しております。
電子化により、
①業務の効率化(paperless、診療情報の多目的利用)
②チーム医療(職種間で患者情報や医学的知識の共有)が図られ、
医療の質を向上させることが可能になりました。
調剤業務
処方内容を監査し、少しでも疑わしい点があるときは電子カルテより患者情報を確認しています。
必要に応じ処方医師に疑義照会を行います。
疑義確認後に調剤することを徹底し、安全管理に努めています。
薬剤管理指導
患者情報を患者ご本人、ご家族からの聞き取りや電子カルテより情報収集し、その情報に基づいて薬剤管理指導を行います。
実施した指導内容を電子カルテに入力することにより、院内医療スタッフとの「情報共有」を図っています。
抗がん剤無菌調製
抗がん剤のレジメン*は、当院治療審査委員会で承認されたもののみ使用が可能です。
また、抗がん剤レジメンをオーダーする際もレジメンセットメニューを作成し、オーダーを標準化することによって、抗がん剤治療の安全管理を徹底しています。
薬剤師は、医師が抗がん剤のオーダーを出す際、「投与量」「休薬期間」などのチェックを行っています。
調剤は、原則すべて薬剤師が安全キャビネット内で無菌状態にして行っています。
*レジメンとは、単独あるいは併用で行う薬物治療方法の計画書
当院がん化学療法レジメンはこちらから確認いただけます。→
TDM(薬物治療モニタリング)
バンコマイシン注射剤の血中濃度解析を行い、初期投与設計を医師からの依頼に沿って行っています。
持参薬管理業務
患者さんの高齢化に伴い薬の種類も増加しています。
持ち込まれる薬(持参薬)も種類によって様々で、病棟に入院される患者さんの薬の管理は複雑化しています。
また、ジェネリック医薬品を推奨する厚生労働省の方針もあり、今後はより多くの薬の管理が求められます。
病棟薬剤業務
各病棟に薬剤師が常勤し、入院時持参薬の確認、服薬指導、カンファレンス参加など、他職種との協働による業務を行っています。