令和5年9月9日(土)北部地区医師会病院 2階会議室において、卒後2年目の看護師による事例研究発表会を開催しました。新型コロナウィルス感染症5類移行後の開催で、当日はWeb視聴や後日配信の対応、会場内での換気などの感染対策を行うなか、17名の看護師が発表に臨みました。
 発表後は、諸喜田病院長より「新型コロナウイルス感染症でどこの病棟も手一杯のなか、演者のみなさんひとりひとりが事例研究に取り組み、それを支援した病棟スタッフ、プリセプターの方々の苦労はとても大きいものだと思います。内容によっては、いくつか看護研究のテーマとして取り上げ、事例研究で終わらせずにチームとして研究を継続し、数年後に引き継いだ事例研究を発表するなどの仕組みがあればおもしろいと思うし、対外的な学会発表に繋がるのではないかと思います。」と総評を頂きました。
 柴山副院長兼看護部長からは「各部署でいろんな工夫をしたケアを行っていることがよくわかる発表だったと思います。患者さんのためにできることをいろいろと調べて、工夫を行ってきたことを自分の強みにしてほしいと思います。フットケアに関する事例研究を行ったのであれば、『フットケアについては、自分はこれだけのことを勉強してきた。今後は、ケアが必要だと思われる患者さんに対してはケアを提供できる!』ということを強みに取り組んでほしいと思います。また、退院後この患者さんがどうなっていくのかをきちんとアセスメントして、退院後のフォローを外来へ依頼するなど『入院から外来への繋がり』を考えた報告もあり、今後の取り組みに期待したいと思います。」とコメントを頂きました。
 今後の成長が楽しみな2年目の発表会となりました。

                  事例発表会の様子