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 このたび、公立沖縄北部医療センターの運営を担う財団の理事長を務めることになりました大屋です。

 私は令和7年3月まで琉球大学病院長として、高度医療の提供、医師の育成、医学研究に取り組んでまいりました。在任中は、新型コロナ感染症への対応、働き方改革への対応、物価高騰による経営の課題など、さまざまな難題を国・県・地域と協力しながら乗り越えてきました。
 また、令和7年1月に移転開院した琉球大学新病院の整備にも責任者として携わりました。
 それらの経験を今回の新病院づくりにも活かしていきたいと考えています。

理事長  大屋 祐輔(おおや ゆうすけ)

 当財団は令和7年4月に名護市で設立され、令和10年度に開院予定の「公立沖縄北部医療センター」を運営してまいります。北部医療圏は、広大な地域に離島や過疎地を抱えており、医師・看護師の不足が長年の課題でした。これまで県立北部病院や北部地区医師会病院では、医師不足により診療制限や休止を余儀なくされることもありました。両病院を統合する新病院では、人材を集約し、診療体制を充実させることで、より安心できる医療を提供できる体制を整えます。
 「地域住民のための病院」「安心・満足できる医療の提供」「信頼される病院」「地域に開かれた健全な経営」――これらを方針として掲げ、住民の皆さまから信頼される病院を目指します。 

 今後は開院に向けて、県立北部病院・北部地区医師会病院の職員の皆さまや関係機関と協力しながら、準備を進めてまいります。また、病院の整備だけでなく、北部全体の医療体制のあり方や、介護を含めた地域包括ケアの仕組みづくりも重要な課題です。
 責任の重さを感じておりますが、北部地域の住民の期待に応えるべく、しっかりと準備を進めてまいります。どうぞ今後とも温かいご理解とご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

一般財団法人沖縄県北部医療財団
         理事長   大屋 祐輔