あけましておめでとうございます。
皆さまにおかれましては、さわやかな新春をお迎えのことと心よりお歓び申し上げます。
昨年中は、当院に賜りました数々のご温情とご支援に対しまして、職員一同心より御礼申し上げます。
さて、高齢社会、コロナ渦を経て、生産年齢人口の減少と医療環境は徐々に変化してきています。常に人手不足の状況のなか、在宅での療養に向けた退院支援の強化、医療DXの推進など診療報酬改定で求められる要件が増え、その対応に追われる毎日が続いています。しかしながら、目の前の患者さんの為に何をすべきかを考え、支援していくのが看護師です。退院後の生活を見据え、地域において必要な支援を多職種が共同で検討していくことが、国からも求められています。
そのためには、地域の皆さまとの顔の見える関係が重要だと考えており、お互いに協力し合って地域包括ケアを推進していきたいと思います。
2025年は巳年です。努力や苦労が実を結びはじめる、喜びの年と言われています。当院は、これまで様々な苦労・困難がありました。しかし、その都度、地域の皆さまのお力添えと職員の努力によって乗り越えて参りました。そして、これまでの努力や苦労が実を結びはじめ、今年の6月頃には「公立沖縄北部医療センター」の設立財団の創設が予定されています。
まだまだ人員確保、運営方法の検討など課題は多くありますが、1年を振り返って「喜びの年だった」と思えるよう、力を尽くしたいと思います。
本年もまた、皆さまのご支援、ご協力を賜り、明るい喜びの年となることを願い、新年の挨拶させていただきます。
副院長兼看護部長 柴山順子