令和5年2月25日(土)北部地区医師会病院 2階会議室において、看護研究発表会が行われました。
昨年は新型コロナウイルス感染症流行により、開催が中止となってしまいましたが、今年は感染対策を考慮した「ポスターセッション」形式で発表しました。

 新型コロナウイルス感染症の感染対策として、入院患者への「面会制限」を実施しているなか、患者さんのご家族の協力が得られにい状況に加え、コロナ罹患により休職するスタッフや専門外の患者さんの看護を担うなど、各部署ギリギリの人員で業務を行わなければならない状況が続き、研究にも影響が出ておりました。それでも「患者さんを良くしたい」というモチベーションで研究を続け、発表の日を迎えることができました。

 今年は、本館と循環器棟、ちゅら海クリニック、健康管理センターより11の看護研究が出展されました。
「患者さんのために」と考えて取り組んできた研修テーマは、「皮膚ケア」「退院支援」「疼痛管理」「心理」の4つに分類され、インタビューやアンケート、実地検証で得たデータを分析し、予防や緩和などの対策に向けた取り組みの発表が行われました。

 今回の研究は、北部地域ならではの背景(環境)から出た課題であり、ひとつの部署に留まらず全体に繋がっていく内容でした。今後は、本研究で終わりではなく専門性のある方々のアドバイスを受けて次に繋げていくことで、より質の高い看護に繋がり活かされると思います。また、看護師だけでなく、薬剤師やリハビリスタッフ等、他の職種を巻き込みながら研究内容を展開し、病院全体で取り組んでいけたら自分達の業務のモチベーションにも繋がるのではないかと思います。