教育目標

  1. 思いやり・倫理観に基づいた看護実践ができる
  2. 患者さんに寄り添える
  3. 医療チームの一員として連携・協働が図れる

教育体制

教育プログラムは、「クリニカルラダー」に合わせ、新人から管理職まで段階を踏んで成長できるよう、看護師としての将来像を明確化し、それぞれの段階に求められる看護実践能力が習得できるよう研修を計画しています。

看護の核となる実践能力

意思決定を支える力・ニーズを捉える力・協働する力・ケアする力

ラダーレベル01

基本的な看護手順に従い、必要に応じ助言を得て、看護を実践する

ラダーレベル02

標準的な看護計画に基づき、自立して看護を実践する

ラダーレベル03

ケアの受け手に合う、個別的な看護を実践する

ラダーレベル04

幅広い視野で予測的判断をもち、看護を実践する

ラダーレベル05

より複雑な状況において、ケアの受け手にとっての最適な手段を選択し、QOLを高めるための看護を実践する

ラダーレベル04・05になると、「臨床実践看護師(ジェネラリスト)」「看護管理者(マネジメント)」「認定・専門看護師(スペシャリスト)」「特定行為研修」など、さまざまな進路が考えられます。

特定行為研修

令和7年3月5日付で、厚生労働省より「特定行為研修指定研修機関」として指定を受けました。
特定行為研修は、看護師が手順書により特定行為(診療の補助)を行う場合に特に必要とされる実践的な理解力、思考力及び判断力並びに高度かつ専門的な知識及び技能の向上を図るための研修です。特定行為区分ごとに特定行為研修の基準に適合するものであることとなっております。
当院では、特定行為7区分、1領域のパッケージ研修が認定されました。

新人看護師研修

看護への強い思いを持ち、一つひとつのことをやり遂げて実践できる行動力のある看護師に育っていけるよう、新人研修プログラムを充実させ、病院全体でサポートしています。そして何より、当院に入職して「良かった」と思ってもらえるような新人看護師研修を行っています。
新人教育プログラムの内容も大切ですが、当院では新人同士の交流を図ることも重視しており、月に2~4回、集合研修を実施しています。また、研修とは別に、困っていることや進捗状況などを新人同士で共有する「プリセプティー会」も開催しています。

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4月

April

     ・オリエンテーション ・災害対策
     ・電子カルテ ・注射 ・検体検査
     ・褥瘡、排泄ケア ・与薬
     ・ローテーション ・夜勤

5月

May

       ・血糖コントロール ・BLS
       ・インスリン ・心電図
       ・創傷処置、ドレーン、包帯法

6月

June

      ・経管栄養 ・リフレッシュ研修
      ・内視鏡、胃瘻管理
      ・看護記録、必要度

7月

July

      ・安全行動 ・輸血、血液製剤
      ・フィジカルアセスメント研修

8月

August

     ・中心静脈カテーテル(CV)
     ・末梢留置型中心静脈(PICC)の管理

9月

September

      ・麻薬、向精神薬管理
      ・理想の看護師像と自己将来像

10月

October

    ・急変時対応 ・多重課題
    ・急変時看護(ACLS、気管内挿管介助)

11月

November

       ・人工呼吸(RST)
       ・放射線暴露防止、抗がん剤

12月

December

・意思決定支援、尊厳死

1月

January

・緩和ケア(意思決定支援、エンゼルケア)

2月

February

・ケースカンファレンス

3月

March

      ・新人看護師1年間の振り返り
      ★研修修了式

全体研修

・新人サポートシステム(プリセプター制度)
・認定看護師資格取得支援制度(研修費、交通費補助など)
・キャリア支援に対する相談
・各種資格取得支援制度

キャリア開発

当院では看護師個々のキャリア開発と実践能力向上のため、クリニカルラダー制度を導入しています。当院の看護部の一員としてそれぞれの段階に求められる看護実践能力が習得できるように研修を計画しています。
また、研修には現場に必要な看護技術をアセスメントし研修の成果が現場で発揮できるようサポートしています。看護の専門職として最善のケアが患者さんに提供できるように常に支援しています。

キャリア支援制度

・新人サポートシステム(プリセプター制度)
・認定看護師資格取得支援制度(研修費、交通費補助など)
・キャリア支援に対する相談
・各種資格取得支援制度