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ローテーション

ローテーションについて

2020年度ローテーションの原則

1)オリエンテーション
研修開始後は、研修を円滑にできるう、医師として仕事を始めるためのオリエンテーションとインフォームドコンセント、チーム医療、保健医療、院内感染対策、医療事故防止など、医療を行うために必要な基本事項を学ぶ
2)共通研修(グランド・カンファレンス:全期間を通じて)
ローテーション研修では、研修が困難な内容を学ぶ目的で、(毎月2回)研修医全員が合同カンファレンスやスモールグループワークに参加する。研修医を受け入れている各診療科は、研修医が共通研修に参加できるように配置する。
3)ローテーション研修では、2年間で80週を基本必修研修、残り24週を自由選択科研修に充てる。
4)内科24週・救急12週については1年目で行う。
5)研修は、基本的に研修医が希望のコースを選択し、本院及び基幹型臨床研修病院・研修協力病院・施設で行われる。
6)共通研修には研修医全員参加する
7)研修医は、初期臨床研修における到達目標を達成するために、研修開始前に卒後臨床研修センターに研修コース(コース選択等、ローテーション先)の希望を提出する。卒後臨床研修センターが調整後にローテーションを確定する。
8)選択必修科は、選択科と合わせて期間以上の研修をする必要がある。
9)2年間の研修期間のうち1年間以上は本院で研修を行う
10)ローテーションについては、特に診療科より指定がない限り順不同であるが、1年目で内科以上の診療科を研修出来る期間は最高12週とする。4週から12週の間で行う研修を基本研修とする。研修医はこれらのうち1年間以上本院において研修し、残りを琉球大学医学部附属病院や協力病院及び協力施設で研修する。ローテートの順番は卒後臨床研修委員会が調整する。

基本研修科研修


①基本研修科研修(80週)

必修科 期間 研修先
内科 32週
(内1年次24週、2年次8週)
北部地区医師会病院、琉球大学病院
救急部門 12週
( 4週まで麻酔科可)
北部地区医師会病院、琉球大学病院
外科 12週
(内外科8週、整形4週)
北部地区医師会病院、琉球医学病院
小児科 4週 琉球大学病院、聖マリア病院
産婦人科 4週 琉球大学病院、ハートライフ病院、
聖マリア病院、沖縄県立北部病院
精神科神経科 4週 宮里病院
皮膚科 4週 北部地区医師会病院
地域医療 8週
(内診療4週、在宅4週)
久志診療所、屋我地診療所、東村立診療所
中央外科、やまだクリニック、おおにし医院

③自由選択科研修(24週)

自由選択科 期間 研修先
内科 4週~12週 北部地区医師会病院、琉球大学病院
沖縄赤十字病院、那覇市立病院
外科 4週~12週 北部地区医師会病院、琉球大学病院
脳神経外科 4週~12週 琉球大学大学、ハートライフ病院、
聖マリア病院
産婦人科 4週~12週 琉球大学病院、ハートライフ病院、
聖マリア病院、沖縄県立北部病院
小児科 4週~12週 琉球大学大学、聖マリア病院
整形外科 4週~12週 北部地区医師会病院、琉球大学病院
泌尿器科 4週~12週 琉球大学病院
耳鼻咽喉科 4週~12週 琉球大学病院、ハートライフ病院
眼科 4週~12週 琉球大学病院、ハートライフ病院
麻酔科 4週~12週 北部地区医師会病院、琉球大学病院
救急部 4週~12週 北部地区医師会病院、琉球大学病院
精神科 4週~12週 宮里病院
地域医療 4週~12週 久志診療所、屋我地診療所、東村立診療所
中央外科、やまだクリニック、おおにし医院

各診療科での研修

各科研修内容
当院では入職後、1年次研修医全員が「内科」ローテーションからスタートします。基本的な診察能力、カルテ記載法、各種検査の出し方およびその検査結果の理解の仕方等を身につけてもらい、その後、救急科、外科などの必修科、選択科のローテーションに移ります。この間、各科に1年次研修医は一人づつとし、重ならないようにしています。


◆消化器内科◆
胃・大腸・肝胆膵疾患を中心に診察しています。疾患の特性上、消化管内視鏡検査の重要性は大きく、胃カメラ・大腸カメラはもちろんのこと、ERCPや超音波内視鏡検査も毎週行っています。研修医には内視鏡検査や腹腔穿刺など手技にも積極的に関わってもらいます。
◆呼吸器・感染症科◆
肺炎・気管支喘息、COPDといった頻度の高い疾患から、肺癌、間質性肺炎、結核といった専門性の高い疾患まで幅広く対応してもらいます。研修医には、グラム染色や胸腔穿刺ドレーン留置、気管支鏡検査を積極的に行ってもらいます。
◆循環器内科◆
虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)に対するカテーテル検査・治療を中心に、デバイスの植え込み(ペースメーカー/ICD/CRT-D)や不整脈治療(薬物治療・アブレーション)、末梢動脈疾患のカテーテル治療を行っています。

◆救急科◆
救急車搬送の患者さんと救急処置が必要な患者さんの初療対応と上級医と共に行ってもらいます。採血や末梢ライン確保、気管挿管、中心静脈カテーテル留置、簡易エコーなどの手技を習得するとともに、「問診・診察→鑑別疾患→検査オーダー→病態把握→上級医と治療方針についてディスカッション」という多くの診療の流れの中で経験を積んでもらいます。
◆麻酔科◆
一般外科・整形外科の手術における、全身麻酔、脊髄くも膜下麻酔、症例によっては硬膜外麻酔の穿刺、気管挿管、動脈確保、中心静脈穿刺などの手技を学んでいただきます。研修期間中にすべての麻酔手技をマスターするのは難しいですが、限られた研修期間の中で多くの手技を習得して欲しいと思います。

◆消化器外科◆
消化器外科では、下部食道から肛門までの上・下消化管における手術と肝・胆・膵の手術を行っています。鏡視下手術の割合は年々増えています。研修医には積極的に手術に参加してもらい、症例によっては指導医のもと助手だけではなく執刀医にもなってもらいます。
◆整形外科◆
整形外科では、骨折をはじめとした外傷、関節疾患、腰椎疾患などを中心に専門的な治療を行ってもらいます。研修医には、できるだけ多くの手術や手技に参加してもらいます。
プログラム概要

お気軽にお問い合わせください TEL 0980-54-1111 受付時間 8:30 - 17:00 [ 土(午後)・日・祝日除く ]

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