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地域医療研修を終えて

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他院から当院へ地域医療研修に参加された研修医の方々に感想文を提出していただき、掲載しています。
研修内容はもちろん、他院から見た当院などが知ることができます。

—– 2023年度 地域医療研修を終えて —–

琉球大学医学部(クリクラ生) 玉那覇栗実(研修診療科:消化器内科)
 琉球大学医学部5年の玉那覇栗実と申します。
 ポリクリ*では消化器内科を回ることができなかったため、今回の実習は初歩的な医療知識から実際の臨床に至るまで、多くの学びがありました。
 検査・治療の面では、胃ESDやERCPに参加させていただきました。ESDがどのような病変に対し適応があるかだけでなく、治療の手順や治療後の創の経過まで学ぶことができました。今までは紙面上で名前しか見てこなかった治療法について知見を深められ、実りある学習ができました。
 病棟には消化器疾患だけでなく一般内科の患者さんも入院されていて、これまで見てきた他の急性期病院とは違う雰囲気を感じました。転院調整中やお看取り前の患者さんがいたりなど、北部地区の医療現場の現状を学生のうちに見ることができて良かったと思います。
 実習中盤からは、実際に診察してカルテ記載までさせていただきました。患者さんと実際にお話ししたり診察したりするのは久しぶりだったため緊張しましたが、先生方のサポートもあり、実習後半には診察やカルテ記載にも大分慣れてきました。救急から入院した方を担当させていただきましたが、その患者さんが治療によって初診時からみるみる良くなっていく姿に医療の力を実感しました。座学では疾患と治療法について学びますが、実際の臨床では患者さんの管理は栄養についても考える必要があることを学びました。例えば、急性膵炎に対する治療は絶食+大量輸液とは知っていましたが、いつまで絶食でいつからどの程度の食事を開始するのかまでは考えたことがなかったため大変勉強になりました。
 また、救急受診からICU管理となった患者さんを診ました。心肺停止時の対応についてのお話やご家族への病状・展望の説明など、深刻な場面に初めて立ち会いました。
これまでの実習ではこのような場面に実際に遭うことがなかったため、今回この様な対応が医師の仕事の一つであることを改めて実感しました。将来医師として働く上で避けられない、命を預かるという責任の重さを感じました。
 今回の実習期間中サポートしてくださった川又先生・潮平先生をはじめとした先生方、病棟スタッフの皆様、人事課の中島さん、医局秘書の皆様、2週間ありがとうございました。とても貴重な経験をさせていただき良い実習になりました。この実習を通して、将来は人手の足りない北部地区の医療に少しでも貢献したいと感じました。今回の実習で学んだことを活かし、引き続き学習に励んでいきたいと思います。

*ポリクリ…医学病院で複数の診療科を周って行われる臨床実習のこと

※2023年12月5日更新

関門医療センター 篠原貴大(研修診療科:呼吸器内科)
 関門医療センター研修医の篠原貴大と申します。7月に北部地区医師会病院で1か月間、呼吸器内科の研修をさせていただきました。
 私が北部地区医師会病院で研修させていただいた7月上旬は、沖縄県でCOVID-19の第9波の時期でした。沖縄県北部地域の呼吸器診療は、北部にある2つの総合病院のうち医師会病院にしか呼吸器の先生がいらっしゃらないため、3人の先生だけで呼吸器診療を担っているのは大変な忙しさだったと思います。そんな状況の中でも先生方には丁寧にご指導いただき呼吸器内科を学ぶことが出来ました。
 喘息やCOPDは私が所属する研修病院でも見たことはあったのですが、薬剤の使い分け、酸素管理の仕方など呼吸器の先生から直接教わることで新たな学びが多くありました。また、肺癌や膿胸、器質化肺炎などの初めて見る疾患も学ぶことが出来ました。手技に関しては胸腔穿刺、胸腔ドレーン留置、気管支鏡検査をご指導いただき貴重な経験になりました。
 私と年齢が大きく離れていない先生方が、入院患者さんを多く持ちながら外来、当直をされて北部地区の医療を支えていらっしゃるのを見て、数年後に私も同じようなことが出来るよう、より一層励みたいと感じました。
呼吸器内科の田里先生、知花先生、長谷川先生、お忙しい中1か月間ご指導いただき本当にありがとうございました。

琉球大学医学部(クリクラ生) 宮里 尚志(研修診療科:呼吸器内科/外科)
 琉球大学医学部6年の宮里尚志と申します。この度はクリニカルクラークシップで呼吸器内科と外科で2週間ずつ実習させていただきました。呼吸器内科の田里先生、外科の亀浜先生、研修医の大山先生をはじめ、ご指導いただきました先生方、サポートして下さった看護部や医局、人事部の皆様、本当にありがとうございました。
 呼吸器内科ではCOPDや喘息、間質性肺炎から重症COVID-19の症例まで様々なことを教えていただきました。外来で実際に聴診をさせていただく機会もあり、呼吸器疾患への学びが深まったと感じました。また、COVID-19の症例のプレゼンテーションを担当し、これまでの実習ではあまり触れることができていなかった新型コロナウイルス感染症について非常に多くのことを学ぶことができました。プレゼンテーション後も沢山のご指摘、ご指導を賜り、症例に関して重要なことを学ばせていただきました。
回診などの際には田里先生に呼吸器疾患についてはもちろん、呼吸器デバイスのお話や病院運営に関するお話まで御教授いただき、非常に有意義な実習になりました。
 外科では、虫垂炎や胆嚢炎、痔核の手術など、大学病院の実習ではなかなか目にすることのできない疾患の手術を見学させていただいたことが非常に印象に残っています。実際に術野にも立ち、腹腔鏡のカメラ持ちや閉創の際の縫合などまでさせていただき、充実した実習になったと感じています。快く受け入れてくださった外科の先生方には、この場を借りて改めて御礼申し上げます。
 今回の実習で得た知識や経験を忘れることなく、これからも引き続き研鑽を続けてまいります。改めましてこの度は誠にありがとうございました。

※2023年7月7日更新

琉球大学医学部(クリクラ生) 野中 秋穂(研修診療科:循環器内科/救急科)

 琉球大学医学部6年次の野中秋穂と申します。今回、循環器内科と救急科で2週間ずつ実習させていただきました。
 私が、北部地区医師会病院での実習を希望したのは、これまで琉球大学病院以外での実習を経験したことがなく、市中病院の実際を見てみたいと思ったことがきっかけでした。今回の実習ではまさにその目的を達成することができ、将来に向けて多くのことを学ぶ機会となりました。
 前半二週間の循環器内科では、多くのカテーテル治療から病棟の患者さんの管理、ペースメーカの動作確認など幅広い経験をさせていただきました。また月曜には心臓血管外科の手術も見学させていただき、たくさんの学びを得ることができました。
 後半二週間の救急科では、症例発表の症例を決め、それをまとめるために思考することでより学びを深めることができました。選んだ症例以外にも外傷、循環器疾患、熱中症など多くの症例を見学し、市中病院の救急現場を肌で感じました。
 最後に、実習を受け入れてくださった北部地区医師会病院様、貴重なお時間を割いていただきました先生方、細々と面倒を見ていただきました人事部の方々に心より御礼申し上げます。

※2023年7月7日更新

琉球大学医学部(クリクラ生) 宮城 真尋(研修診療科:救急科)

 琉球大学医学部6年次の宮城真尋と申します。3年次の地域医療実習の際もお世話になりました。今回は2週間、救急科で学ばせていただき非常に充実した研修となりました。
面積が広く離島も多い北部地域の救急は、疾患も患者さんの生活背景も様々で考えさせられる部分が多くありました。疾患や患者さんの背景を意識した問診の取り方も学びとなり、これからの実地に活かしていきたいと思います。救急ヘリでの搬送や輸血のストックなど、他の地域とは異なる点も学ぶことができました。地域医療実習で感じたことと併せて離島やへき地での医療により興味が深まり、貴重な経験であったと感じています。実習期間の2週間、救急を1例も断ることなく受け入れていたことは非常に印象的です。また症例発表では、様々なご指導をいただき、病態の理解と興味が深まりました。
 鍛先生はじめ松平先生、大城先生、看護師の皆様、救命士の皆様、丁寧にご指導くださりありがとうございました。手技や診察も多く経験でき、貴重な研修となりました。
諸喜田院長先生はじめご指導くださった他科の先生方、実習環境を様々な面でサポートくださった人事課の皆様に心より感謝いたします。今回学ばせていただいたことや感じたことを大切にし、日々精進して参ります。ありがとうございました。

                                                   ※2023年5月30日更新

—– 2022年度 地域医療研修を終えて —–

琉球大学医学部(クリクラ生) 菅原 康佑(研修診療科:外科)

 初めまして。琉球大学医学部医学科5年次、菅原康佑と申します。クリニカルクラークシップで北部地区医師会病院の外科にて2週間お世話になりました。仲本先生をはじめ、ご指導いただきました先生方、サポートしてくださった看護部の皆さま、また、研修環境を整えてくださった医局や人事部の皆さま、本当にありがとうございました。この場を借りて深く御礼申し上げます。
 私自身、今回の実習まで北部地区医師会病院には伺ったことがなく、先輩からの情報もなかったため、どのような実習になるのか、十分な症例があるのかなど不安でしたが、毎日手術があり、ほぼ毎日術野に入ることができました。
虫垂炎や胆嚢炎などの一般的な症例から、大腸癌や胃がんなどの症例まで幅広く経験することが出来ました。大学では専門的な症例が多かった中で、こちらではコモンディジーズを多く体験でき、非常に良い経験になりました。今まで行った外科実習のなかで、一番充実した実習を送ることができたと思います。外科志望の学生であれば、かなり魅力的な実習になるのではないかと思います。

 最終日には研修医カンファレンスにてショートプレゼンテーションを担当させていただき、発表だけでなく診療科の垣根を越えたディスカッションを交わしたことで、新たな視点を得ることができました。拙いプレゼンテーションにお時間をいただいた先生方、本当にありがとうございました。
 最後になりますが、短い期間ではありましたが、本当にありがとうございました。今回の経験を活かし、より良い医療人となるべく、引き続き精進して参りたいと思います。

                                                   ※2023年3月14日更新

関門医療センター  太田 耕平(研修診療科:呼吸器内科)

 こんにちは。関門医療センター初期研修医2年目の大田耕平と申します。私は今回、沖縄北部地区医師会病院の呼吸器内科にて4週間研修をさせていただきました。
 関門医療センターには呼吸器内科の医師が常駐していませんが、日々診療していくにあたって肺癌、肺炎を含めた呼吸器疾患に数多く直面します。持てる知識を使い診療にあたっておりますが専門知識をもった医師からの指導は受けたことがない状態でした。この4週間で呼吸器疾患を患った患者様の管理を指導医である知花先生に教えていただき自分に足りなかった治療に関する知識、患者様との接し方などの知識を得ることができたと実感しています。
 また、疾患の治療だけでなく、患者様に日々健康に過ごしてもらうために様々な医療スタッフとのコミュニケーションが大切だと改めて感じました。呼吸器疾患を抱えた患者様は退院にあたって在宅酸素が必要になることが多いです。患者様の生活状況などを知り、スタッフ間で共有することはとても重要です。
 最後になりましたが、COVID-19感染症の流行が終息の兆しがみえず不安な日々が続く中、4週間の研修を受け入れてくださった、呼吸器内科 田里先生、日暮先生、指導医の知花先生、北部地区医師会病院のスタッフの方々本当にありがとうございました。

※2022年12月27日更新

関門医療センター  桂 秀典(研修診療科:呼吸器内科)

 初めまして、関門医療センター初期研修医の桂秀典と申します。この度、北部地区医師会病院の呼吸器内科で4週間の研修をさせていただきました。私の研修病院には常勤の呼吸器内科の医師がおらず、喘息やCOPDの患者さんの初期診療から入院後の治療の流れをみたことがありませんでした。また、肺癌などの呼吸器悪性疾患の入院患者さんを診ることもありませんでした。この1ヶ月でそういった呼吸器内科特有の疾患を経験させていただきました。
 呼吸器内科の印象は、治ることのない疾患とうまく付き合っていかなければいけないということです。慢性的に基礎疾患を抱える方が増悪して入院するというパターンが多く、ターミナルの患者さんも多々いらっしゃいます。呼吸器の症状は、QOLに直結します。そういった方々にどのような声かけをしていくのか、その方に最適な治療を選んでいくのかを間近で体験させていただきました。また、これまで漠然としか考えていなかった気管支拡張薬の使用法・組み合わせや、呼吸器の設定を患者さんに合わせて具体的に考える貴重な機会となりました。
 最後になりましたが、多忙の中、不勉強な私を嫌な顔一つせずに指導をしてくださった日暮先生をはじめ、呼吸器内科の田里先生、瀬戸口先生、遠くから来た研修医を快く受け入れてくださったスタッフの方々に深くお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

※2022年9月27日更新

関門医療センター  吉良 貞則(研修診療科:呼吸器内科)

 こんにちは、関門医療センターの吉良と申します。私は今回、呼吸器内科で瀬戸口先生のもと4週間研修させていただきました。関門医療センターでは常勤の呼吸器内科医がいないため、呼吸器内科での研修がなく、救急当直などで肺炎や喘息、COPDの急性増悪などの疾患を診ることはありましたが、入院後の専門的な治療を学ぶ機会はありませんでした。しかし今回、4週間という短い期間ではありましたが、北部地区医師会病院で呼吸器内科の研修をさせていただき、多くのことを学ぶことができました。
 研修中、様々な呼吸器疾患の患者さんを診させていただきました。例を挙げますと、COVID-19、肺癌、気胸、間質性肺炎の急性増悪、ニューモシスチス肺炎などの症例を経験を経験しました。入院中の治療については、輸液の選択、抗菌薬の選択、ステロイドの選択などを自分でアセスメントし、瀬戸口先生にフィードバックを頂くという形で勉強させていただきました。今回自主的に治療を考えたことで多くのことを学ぶことができました。また治療だけでなく、患者さんへのインフォームドコンセント(IC)や紹介状の書き方など、普段自分ではなかなか勉強できないこともご指導していただきました。例えば、肺癌末期の患者さんのICでは、退院後の患者さんの生活はもちろんですが、一緒にサポートするご家族への負担の大きさ、さらには支援してくれるケアマネジャーさんへの手配など、多くのことを考慮する必要があることを学びました。今回の研修では、呼吸器疾患の知識だけでなく、これからの研修生活での課題に気づく機会にもなりました。
 最後になりますが、COVID-19感染が流行し、大変忙しい中、快く研修医を受け入れてくださった先生方、沖縄を案内してくれた研修医の先生方、研修担当していただいた人事課の古堅さん、そして医療スタッフの方々には大変お世話になりました。また研修させていただいた呼吸器内科では田里先生、瀬戸口先生、日暮先生には大変ご迷惑をおかけいたしましたが、ご指導いただきたおかげで私の研修生活において、本当に貴重な経験をすることができました。特に瀬戸口先生には何度も丁寧にご指導していただき本当に感謝の気持ちでいっぱいです。この4週間の研修を活かし立派な医師になれるよう精進して参ります。4週間本当にありがとうございました。

※2022年9月6日更新

関門医療センター  楫野 貴一(研修診療科:呼吸器内科)

 こんにちは、関門医療センターの楫野と申します。私は今回、呼吸器内科を4週間回らせていただきました。私の研修病院には常勤の呼吸器内科医がいないため、呼吸器を回ることが困難で、救急などで肺炎や喘息、COPDの急性増悪、肺がんなどの疾患に出会う機会があっても専門的な治療を見ることができませんでした。しかし今回の4週間という短い間ですが、呼吸器内科で研修させていただき毎日新しいことを学習することができ、大変充実したものとなったような気がします。
 研修中、様々な呼吸器疾患の患者さんを診せてたいだき、呼吸器の疾患は完全に治るというものが多くなく、じわじわと悪くなる疾患もあるとのことをその場で勉強させていただきました。だからこそ病院内で、退院後も疾患と一緒に生活するうえでどういったことが必要か考えることが重要で、入院中に退院後の生活を想像してどうしたらその人らしく過ごせるのかということを先生方含め様々な職種の方が対応されており、大変印象に残りました。私も将来悪性腫瘍の疾患に携わることがあるかもしれず、先生方の考え方や患者さん、ご家族への接し方はとても学ぶことが多かったです。また、研修期間中で呼吸器疾患だけでなく、その他の疾患や症状に対してどのような対応すべきか自主的に考えるように促していただいたことも自分の成長につながったと感じております。
 最後になりますが、COVID-19感染が流行し、大変忙しい中、快く研修医を受け入れをしてくださり、大変感謝しております。医局等で関わってくださった先生方、来たばっかりで場所が分からない時にいろいろ案内してくれたり、いろんな所へ連れってくれたりした研修医の2人の先生、いつも研修が快くできているかどうか気にかけていただいた人事課の古堅さんや医局秘書の祖堅さん、山城さん、そして医療スタッフの方々にはたくさんお世話になりました。最後に研修を行った呼吸器内科では田里先生、瀬戸口先生、日暮先生には大変お世話になりました。特に瀬戸口先生には質問に対して的外れなことを言っても困った顔をせず、丁寧に指導してくださり本当に感謝しております。関門に帰ってからもう少し勉強しないといけないことも見つかったような気がします。この1ヶ月は大変有意義であり、北部地区医師会病院で研修ができてよかったと思います。1ヶ月間本当にありがとうございました。

※2022年8月3日更新

関門医療センター  竹下 晧子(研修診療科:呼吸器内科)

 こんにちは、関門医療センターの竹下と申します。
 私は今回、呼吸器内科を4週間回らせていただきました。私の研修病院には常勤の呼吸器内科医がいなくて、呼吸器を回ることが困難で、救急などで肺炎や喘息、CODPの急性増悪、肺がんをみる機会があっても、専門的な治療を見ることができませんでした。沖縄という遠い地ではありますが、呼吸器内科で研修させていただき、とても学びが多い4週間になりました。
 研修中、肺がんステージ4の患者さんの呼吸状態が悪く救急搬送されてきた方がいらっしゃいました。奥様がいきなりのことでとても動揺されていたのですが、先生方は患者さんの1番の希望である在宅でのお看取りに向けて、診療所や訪問看護師、MSWとの連携を行い、HOT導入をその日のうちに手配したりと迅速に対応されていました。肺がんの末期の患者さんに悔いのないように過ごしてもらうために、今何ができるのか、どうしたらその人らしく終わりを迎えられるのか。私も将来、悪性腫瘍を扱うので、先生方の考え方はとても印象に残るものでした。また、ジェネラルで脳卒中や糖尿病の治療導入などを主体的にさせていただきました。その患者さんに必要な検査を考え、治療につなげていく流れを経験し、来年から自分が主治医として患者さんを診る上での基盤を鍛えていただきました。
 最後になりますが、呼吸器内科の田里先生、日暮先生、瀬戸口先生を始め、関わってくださった先生方、いろんなところに連れって行って下さった研修医の2人の先生、いつも気にかけていただいた人事課の古堅さんや医局秘書の祖堅さん、山城さん、そして医療スタッフの方々にはたくさんお世話になりました。医師会病院で学んだことを日々の仕事に活かせるように精進いたします。本当にありがとうございました。

※2022年7月20日更新

琉球大学医学部(クリクラ生)  新村 駿(研修診療科:救急科)

 私は今回、クリニカルクラークシップの実習を救急科で行いました。担当してくださった鍛先生に学びの機会を沢山作って頂き、非常に充実した二週間となりました。救急の対応方法や疾患の知識に加えて、手術見学を通して麻酔科や外科の経験を積むこともできました。また、諸喜田院長先生をはじめとする他の科先生方からも熱い指導をして頂き、非常に高いモチベーションで実習を行うことができました。このような素晴らしい環境を作って頂けたことに心から感謝しています。
ここで得た知識、経験と、北部地区の医療を懸命に支えるスタッフの皆さまの姿を見て受けた感銘を忘れることなく、これからも自己研鑽に励みたいと思います。卒業後も北部地区医師会病院で研修する機会を作りたいです。この度は誠にありがとうございました。

※2022年6月30日更新

----- 2021年度 地域医療研修を終えて -----

琉球大学病院  西原 史真(研修診療科:救急科)

 私は今回、北部地区医師会病院の救急科を3ヶ月間回らせていただきました。
軽症から重症まで幅広く患者さんに接する機会があり、多くのことを学ばせていただくことができました。
私の所属する琉球大学病院は患者層や疾患の種類が異なる場合が多く、よりcommonな疾患を診る機会が数多くあり、とても貴重な経験をさせてもらいました。
また、田中先生、鍛先生のお二人からのフィードバックだけでなく、一言ではとても言い尽くせない程の貴重な経験に基づく話をしてくださり、私自身の今後の進路を決めるような大きな3ヶ月となりました。
救急という特性上、他科へコンサルトをする機会が多いのですが、上級医の先生方からのフィードバックを受ける機会も多く、逆にこちらが委縮することなく気軽に質問も受けてくださり、本当に充実した研修を送ることができました。
看護師や救急救命士だけでなく、薬剤師、検査技師、連携課、それ以外にも多くの人が関わり、救急医療が成り立っていることも知ることができ、また不慣れな私に対しても笑顔で対応してくれて、救われることが何度なくありました。
本当にありがとうございました。

※2022年4月1日更新

琉球大学病院  饒波 涼子(研修診療科:救急科)

 私は救急科を3ヶ月研修させていただきました。私が所属している琉球大学病院では大学という特性上、悪性腫瘍や代謝性疾患など治療中である方や移植後であるという方の受診が多くを占め、commonな疾患を経験する機会が少なかったため市中病院での救急を研修し経験を積もうと考え研修させていただきました。今までの研修と異なり、患者さんの数が多く、体力が持たない、業務時間内に終えられないといった状況に至りました。しかし一研修医がそのような状況でも指導医の先生方のバックアップ体制は整っており、かつフィードバックを受けられる体制であったためただ経験数をこなすだけでなく充実した研修を過ごすことができました。また、週に一回土曜日に経験豊富な先生方へ相談できる機会があり、その場でも勉強させていただきました。診療で困ったことだけでなく今後の医師人生にも関わる働き方や考え方などに関する助言を頂くことができました。
諸喜田院長を始め、気さくに話しかけて下さる先生方が多かったので短期間の研修でも心地よく研修をすることができました。知識面に加えて精神面でも成長できたかなと思います。3か月間ありがとうございました。

 

※2021年12月2日更新

関門医療センター  本田 和寛(研修診療科:呼吸器内科)

 関門医療センター研修医2年目の本田和寛と申します。
今回、4週間北部地区医師会病院の呼吸器内科で研修させて頂きました。
研修期間、主に呼吸器内科の入院管理を学びつつ、水曜日は気管内視鏡、時間がある時にはERにて救急科の先生方と救急対応させて頂きました。
呼吸器内科を研修しながら、心不全、尿路感染症などジェネラルな疾患も経験し、地域柄、高齢患者さんが多く、内科疾患全体を満遍なく見る総合的な知識と対応力というものを学ぶ良い機会となりました。
私が研修していた期間、悪性腫瘍疾患の症例が多く、残念ながら来院された時には既に病状は進行している状態で、最終的にはお看取りをするという場面が何度かありました。
人生最期の終着点をどのように迎えるか、患者さん、ご家族それぞれで求めるものが異なり、寝たきりで嚥下機能に問題ある状況ですが、最期にカップ麺が食べたいと話される方もいたり、呼吸機能が急激に増悪している中ご家族の希望で来週自宅に少しだけでも帰れないかと話される方もいらっしゃいました。
指導医である日暮先生は「ご自宅に帰るのであれば来週ではなく明日の方が良いです」と瞬時に判断され、酸素管理の仕方、酸素ボンベの準備、交通手段など的確に対応されていました。翌日無事に一時帰宅、病院に戻って来られ、次の週にはご家族に温かく見守られた状態で病室にて最期を迎えられました。
医療は病気を治すだけではなく、不治の病に対し、できる限り患者さんとそのご家族の希望に沿う形で最期を迎えられるよう、医療人として寄り添い、しかし誰よりも冷静に判断、環境を整えるための医療を尽くさなければいけません。
私は来年から救急科に専攻医へと進み、最終的には地域の家庭医として在宅医療の現場で働きたいと考えていますが、今回、沖縄研修で地域に根ざした医療を身をもって経験したことは今後の医師人生において大きな財産となりました。
最後になりますが、COVID-19感染が流行し、大変お忙しい中、諸喜田院長、研修担当の川又先生をはじめ、各医療スタッフ、事務の方々に快く研修医の受け入れをして頂き大変感謝しております。
今回、研修科として回らせて頂いた呼吸器内科の先生方、田里先生、日暮先生、瀬戸口先生には大変お世話になりました。なかなか経験できない気管支鏡の手技や病棟の患者さんの対応の仕方について、教科書を使って真剣にご指導頂き本当にありがとうございました。医局や救急科にいる際も、長澤先生、田中先生、赤松先生、鍛先生、研修医の皆さんにはお忙しい中でも気にかけて頂き、様々な疑問に対して真剣に接して頂き、本当にありがとうございました。
また、研修医室で秋山先生に出会って、師匠である大山先生のご指導の下、初めて沖縄の自然に身を投じる機会を頂き、最高の時間を過ごさせて頂きました。沖縄でずっと生活したいと思わせて頂けるような貴重な体験でした。沖縄の自然の素晴らしさを教えて下さり、お二人には大変感謝しております。
北部地区医師会病院で経験したこと今後働く中で出会う患者さん一人一人に還元できるよう精進していきます。1ヶ月と短い時間でしたが、充実した研修医期間を過ごさせて頂きました。本当にありがとうございました。

 

※2021年10月27日更新

関門医療センター  溝辺 達季(研修診療科:呼吸器内科)

 私は、呼吸器・感染症内科を1か月間研修させていただきました。私が研修している関門医療センターは呼吸器内科の常勤医が不在であり、CO2ナルコーシスや間質性肺炎の増悪など同期のほかの研修医よりは恵まれていましたが、それでも呼吸器疾患に触れる機会は少なく、来年度から感染症内科としての第一歩を踏み出すことを決めている身としてこれはまずいと思い勉強させていただきました。
北部地区の呼吸器疾患は北部地区医師会病院が主体となっており、当直中に喘息発作の対応、病棟でもCOPDの増悪、肺癌、結核性胸膜炎など比較的Commonな疾患から膿胸、IgG4関連疾患など比較的珍しい疾患まで経験させていただくことができました。これらの疾患に加えてCOVID-19についても経験させていただきました。6月に研修病院で治療に携わっておりましたが、レムデシビルの使い方など自分の病院とも異なっている点もあり、最流行地域での経験を今後に生かしていきます。自分の志望科でもある感染症に関しても梅毒や沖縄でしかみられない糞線虫症など非常に興味深い経験をさせていただきました。また手技の面でも胸腔穿刺や気管支鏡検査などを経験・見学させていただき非常に勉強になりました。
最後なりましたが、今回沖縄でCOVID-19が大流行し、緊急事態宣言の発令中に、大変忙しい中研修を受け入れてくださりありがとうございました。諸喜田院長、長澤副院長、研修担当の川又先生、呼吸器内科でお世話になった瀬戸口先生、日暮先生、田里先生、他科の先生方、研修医の先生、その他コメディカルのスタッフの方々、事務の方々には、お世話になりました。どの方々も気軽に話しかけていただき、自分の研修病院にいるような感覚さえ感じることができました。特に瀬戸口先生、日暮先生には年齢が近いこともあり、丁寧に指導していただき、非常に有意義な一か月でした。沖縄は感染症で有名な土地でもあり、観光の今回のリベンジも含めてまた沖縄に来たいと思います。本当にありがとうございました。

 

※2021年9月1日更新

関門医療センター  津崎 朝佳(研修診療科:呼吸器内科)

 今回、私は北部地区医師会病院にて呼吸器内科を1ヶ月回らせて頂きました。私の勤める研修病院では常勤の呼吸器内科の先生はおらずCOPDや間質性肺炎、肺癌といったポピュラーな疾患を診療・治療したり、病棟管理を行ったりする機会が少なかったため呼吸器疾患についてしっかり勉強したいという思いから1ヶ月という短い期間でありますが、ローテートさせていただきました。
北部地区の呼吸器疾患は北部地区医師会病院が主体ということもあって症例が多く集まっており、COPD急性増悪といった救急対応から肺癌StageⅣのターミナルケアまで幅広い疾患を経験することができました。また、この1ヶ月で気管支鏡検査や胸腔穿刺などの手技を見学・経験させていただいたり、呼吸器科では治療にステロイドが登場することが多く、ステロイドによる副作用や日和見感染予防についても勉強することができたので、山口に帰ってからもここで得た知識・経験を生かして自身のの研修病院に少しでも還元できたらなと思います。
沖縄を訪れるのは今回が初めてであり、名護市には知り合いが誰もいなかったので、沖縄に到着した日にはもうホームシックになっていました。そして、初出勤した日はとても緊張していましたが、院長の諸喜田先生をはじめ他科の先生方もとても気軽に話しかけてくださりました。このため、1週間も経たないうちに沖縄での研修生活を楽しみながら働くことができました。医局の先生方、研修をサポートしてくださった人事課の古堅さんや医局秘書の祖堅さん、山城さんには大変お世話になりました。また、田里先生をはじめ呼吸器内科の先生方には緊急事態宣言が出て、COVID-19の対応に追われる大変な時期にもかかわらず研修を受け入れていただき、本当に感謝しています。特に日暮先生、瀬戸口先生は年齢が近いこともありとても話しやすく、初歩的な質問や的外れなことを言ったとしても嫌な顔一つせず、丁寧に指導してくださいました。この1ヶ月は大変有意義な1ヶ月であり、北部地区医師会病院で研修できて良かったと思います。1ヶ月間本当にありがとうございました。

 

※2021年7月21日更新

----- 2020年度 地域医療研修を終えて -----

聖マリア病院  永田 旺也(研修診療科:整形外科)

  1か月という短い間でしたが、北部地区医師会病院の整形外科をまわらせていただきました。僕は整形外科志望ということもあり、ほんとうにたくさんのことを親身になって教えていただき、執刀もさせていただいて心から感謝しています。
北部地区医師会病院は、北部地域の中核となる病院で、毎日たくさんの患者さんが受診されていました。救急搬送される方も多く、たくさんの外傷の症例はもちろんのこと、外来では変性疾患なども診させていただき、様々な分野の症例を経験することができました。手術に入らせていただいた時も1から丁寧に教えていただき、これから整形外科になる上で貴重で大切な経験をさせていただきました。また、医局内では他科の先生方も気さくに話しかけていただいて、本当に居心地の良い中で過ごすことができました。科の垣根もなく、コメディカルの方ともみなさん仲良く接していて、働きやすくスタッフみんながいきいき働いていると感じました。
コロナ禍であり、大変な時期ではありましたが受け入れをしていただいたことをほんとにありがたく思います。飲み会などができなかったことは残念ではありますが、海の魅力なども教えていただき、沖縄、北部地域にどっぷりはまりました。入局してまた沖縄にくる可能性があるので、そのときはまた名護に遊びに来たいと思います。そのときは新型コロナも落ち着いて会食などできるようになっていることを願っています。
院長諸喜田先生、副院長長澤先生、担当していただた整形外科の秋山先生をはじめ、砂辺先生、大山先生、大沼先生、屋嘉先生、豊原先生、他科の先生方、コメディカルの方、事務の方など多くの方に大変お世話になりました。本当にありがとうございます。特に秋山先生にはいろんなことを教えていただき感謝しています。諸喜田先生とは出身高校、大学も同じでとてもびっくりしました。
この北部地区医師会病院で過ごした時間と学んだことをこれからも忘れず活かしていきたいと思います。1ヶ月という短い間でしたが、本当にありがとうございました。

 

※2021年1月28日更新

関門医療センター  井上 禎子(研修診療科:呼吸器内科)

  関門医療センターから参りました、井上禎子と申します。この度は地域医療研修の形で4週間、北部地区医師会病院で勉強をさせていだきました。まずはこの度研修で関わっていただいた先生方、スタッフの方々に厚く御礼を申し上げます。コロナ騒動で忙しい最中であったにも関わらず、ふらっと現れた自分のような風来坊を、嫌な顔をするどころか快く受け入れていただき、本当にありがたく思う気持ちで一杯です。一人で見知らぬ土地に来て、当初は軽いホームシックになってしまっていたのですが、周囲の温かい雰囲気に絆されて、帰宅を控えた今となっては逆に物寂しく後ろ髪をひかれる思いすら感じているところです。
医師会病院では、自研修病院では勉強が手薄になりがちという理由で呼吸器内科をローテートさせて頂きました。さすが沖縄北部地区全土から人が集まってくるというだけあって症例も多種多様で、入院、外来で、状態の安定している方も合わせると、教科書に載っているメジャーな疾患は一通り見ているのではないかと思うほどでした。実際、喘息やCOPDの急性増悪、間質性肺炎や基礎疾患に合併した難治性の肺炎、胸水や気胸、果てはターミナルの方の診療まで、つかせていただいたり、横から見せていただいたりして、非常に貴重な経験となりました。上級医の先生方はとても丁寧に指導をして下さり、かと思えば沖縄の生態系についてちょいちょい豆知識を挟んでこられたりして、どちらの意味でも面白く拝聴しておりました。専門は呼吸器内科のはずですが、それ以外の領域についてもよくご存知で、更に患者さんの訴えをよく耳を傾けている姿が特に印象的に映りました。
また、毎週行われている研修医むけの勉強会にも参加させていただきました。内容はレクチャー形式のものと、症例振り返りのものがありました。レクチャーについては、どの発表も内容が練り込まれており、発表というのはこうやって行うものなのか、実験データとはこうやって使うものなのか!と毎回目から鱗が落ちる思いでした。内容は上級医が行うこともあれば同年代の研修医が行うこともあり、特に後者の場合は自らと見比べて落ち込んだり、負けられないと奮起させられたりもしました。症例振り返りについては、主に救急症例について、疑問に思った症例を発表していく場です。熱い先生による熱い指導とツッコミが、しかも細かいレベルで入り、一症例を振り返るだけでも非常に良い勉強になりました。
おかげさまで実りある1ヶ月を過ごさせていただきました。いつも遅くまで大変そうにされていたにも関わらず、快く指導に時間を割いて下さった喜友名先生、兼久先生、田里先生。医局で、病棟で声をかけて下さった方々。何くれとお世話になり通しだった古堅さんを始めとした医療スタッフの方々。そして、周囲と打ち解けられるよう気を使って下さった諸喜田先生、川又先生。本当に、ありがとうございました。青い沖縄の海と共に、この時間を持ち帰ろうと思います。

 

※2020年12月21日更新

関門医療センター  塚本 遥子(研修診療科:救急科)

 1ヶ月間救急科を回らせて頂きました。あっという間の1ヶ月間でしたが、幅広く多くのことを学ぶことができました。
救急で来られる方の多くはこれまでに受診歴があることから、既往歴や内服薬、これまでの検査結果から鑑別を考え、どんな検査を行うかまで推測する力がついたと思います。また、鑑別に挙げた疾患が外れたことまでを考えて、診察をすることでスムーズな診療が行えるように思いました。これまで自分が何となく診療してきて、いかに知識が不足しているかを実感した1ヶ月でした。
めまぐるしい救急のなかで、看護師さんや救急救命士の方々の力も偉大で、まさにチーム医療を感じました。分からないことも多いなか、仕事でもプライベートでもフレンドリーに声をかけてくださって安心を感じられるほどでした。
救急科でお世話になった田中先生、鍛先生、琉球大学からの先生方をはじめ、諸喜田院長や他科の先生方、コメディカルの方々など大変多くの方にお世話になりました。コロナで大変な中、沖縄という地で研修させて頂けて貴重な経験をすることができました。あっという間に終わってしまって、もっと沖縄での生活を楽しみたい気持ちでいっぱいですが、また沖縄に来られるのを楽しみに山口でも精進していこうと思います。

※2020年9月30日更新

沖縄県立北部病院  佐山 太郎(研修診療科:外科)

 私は北部医師会病院の外科で4週間の研修をさせていただきました。
研修では多くの手術に助手あるいは術者として参加させていただき、より多くの経験を積むことができました。手術は胆嚢摘出、結腸切除、虫垂炎、甲状腺切除等多岐にわたり、助手として、時には術者として学ばせていただきました。知識、手技共に未熟でありましたが外科の先生方の丁寧な指導や助けにより、術者として参加した手術も問題なく終えました。術者を経験したことでより多く学ぶことができたと自負しています。
また、手術以外にも縫合、糸結び、勉強会などレクチャーなどより多くのご指導をいただきました。勉強会では外科のみならず他科の先生方による発表により様々な分野の内容を聞くことはとても楽しいものでした。外科の先生には手術の時間以外でも手術中に経験させえていただいた手技のフィードバックをいただくと共に基礎的なことから応用的なことまで様々なご指導をいただき、大変勉強になりました。
4週間の外科研修では多くを学ぶと同時に反省も多く、より実りある研修になりました。ここで学んだことを今後の研修に活かし、精進していきたいと思います。
最後に外科研修でお世話になった赤松先生始め諸先生方、病院スタッフの皆様にお礼を申し上げます。ありがとうございました。

※2020年11月9日更新

関門医療センター  塚本 遥子(研修診療科:救急科)

 1ヶ月間救急科を回らせて頂きました。あっという間の1ヶ月間でしたが、幅広く多くのことを学ぶことができました。
救急で来られる方の多くはこれまでに受診歴があることから、既往歴や内服薬、これまでの検査結果から鑑別を考え、どんな検査を行うかまで推測する力がついたと思います。また、鑑別に挙げた疾患が外れたことまでを考えて、診察をすることでスムーズな診療が行えるように思いました。これまで自分が何となく診療してきて、いかに知識が不足しているかを実感した1ヶ月でした。
めまぐるしい救急のなかで、看護師さんや救急救命士の方々の力も偉大で、まさにチーム医療を感じました。分からないことも多いなか、仕事でもプライベートでもフレンドリーに声をかけてくださって安心を感じられるほどでした。
救急科でお世話になった田中先生、鍛先生、琉球大学からの先生方をはじめ、諸喜田院長や他科の先生方、コメディカルの方々など大変多くの方にお世話になりました。コロナで大変な中、沖縄という地で研修させて頂けて貴重な経験をすることができました。あっという間に終わってしまって、もっと沖縄での生活を楽しみたい気持ちでいっぱいですが、また沖縄に来られるのを楽しみに山口でも精進していこうと思います。

※2020年9月30日更新

関門医療センター  坂本 薫郁(研修診療科:呼吸器内科)

 私は呼吸器内科を1か月間研修させていただき、呼吸器疾患における手技や病棟管理について学ばせていただきました。私が勤務している関門医療センターでは呼吸器内科の常勤医はおらず、非常勤医による外来のみという環境です。そのため呼吸器疾患の入院治療に関してはあまり触れてきておらず、今回北部地区医師会病院で呼吸器内科を研修できたことは大変有意義な経験となりました。
例えば、まさにリアルタイムな疾患ではCOVID-19、他には間質性肺炎の急性増悪、結核、気管支喘息発作、気胸、肺炎随伴性胸水、末期肺癌といった疾患の入院治療を経験し、手技では胸腔穿刺、胸腔ドレナージ、気管支内視鏡検査を経験しました。現在、沖縄ではCOVID-19が大流行しており、多くの病院でCOVID-19の入院患者さんがいるような状況です。関門医療センターではCOVID-19患者さんの入院治療は行っていなかったため、実際に入院治療がどのように行われているのかを経験できてよかったと思います。症状の経過や治療薬、入院期間、コメディカルの方々の患者さんへの接し方、病室の配置、感染対策などといったことは実際に経験しないとわからない部分だと思います。
最初はホームシックになるのではないかと思っておりましたが、北部地区医師会病院の先生方やスタッフの方々がとても温かく接してくださったため、自分が元々この場所にいたのではないかというような感覚を与えてくださいました。そのため沖縄での1か月はあっという間に経過してしまい、まだまだ沖縄にいたいと思ってしまう自分がいました。私の趣味は飲酒であり、コロナ禍のために先生方と呑みに行けなかったことが大変心残りでもあります。
最後になりますが、諸喜田林院長、長澤副院長、担当して頂いた呼吸器内科の田里先生、兼久先生、喜友名先生、他科の先生方、コメディカルの方々、事務の方々、そして研修医の先生方には大変お世話になりました。貴重な地域医療を経験させていただき、本当にありがとうございました。また沖縄に来た際にはどうぞ宜しく御願い申し上げます。

※2020年8月28日更新

沖縄県立北部病院  森 澄生(研修診療科:外科)

 私は、県立北部病院研修医であり、外科で一ヶ月研修をさせていただきました。北部地区医師会病院の外科は毎日一件以上手術が組まれており、肝門部胆管癌切除術、胃切除術、内痔核手術、乳房切除術など様々な手術を見せて頂きました。その中でカメラの使い方、縫合、周術期管理、気管挿管など外科に関することだけではなく、医師のキャリア、患者さんとの信頼関係の築き方などたくさんの事を教えて頂きました。最後の週には、赤松先生に臍ヘルニアの手術を執刀する機会を頂き、一生の思い出になりました。研修医カンファレンスにおいても、赤松先生が遅くまでスライドの修正や原稿作りを手伝ってくださり、外科当直では島袋先生から外傷対応など教えて頂きました。ただ、今回の研修で一番印象的だったのは、赤松先生が朝の回診で患者さんと楽しそうに話しされていたり、外科の先生方が麻酔科の先生方、看護師さんと手術室で楽しそうに働かれている姿でした。私自身もこういった明るい職場で日々楽しく仕事が出来ればと思いました。その為には、私自身が気配りを忘れず、周りの方々と一緒に気持ちよく働ける環境づくりを心掛ける必要があると感じました。
今後は皆さまから学んだことを忘れず、日々精進していきたいと思います。本当にありがとうございました。

※2020年8月17日更新

琉球大学医学部(クリクラ生)  伊波 絵里奈(実習診療科:救急科)

 私は今回、北部地区医師会病院の救急科で2週間クリニカルクラークシップ実習をさせていただきました。
実習では田中先生をはじめ、鍛先生、琉球大学救急科の先生方や看護師・救急救命士のスタッフの皆さまに支えていただきながら、様々な症状を抱えていらっしゃる患者さんの問診や診察、縫合などの処置に参加させていただきました。実際に幅広い疾患を数多く経験することで、医師としての思考パターンや対応を会得するだけでなく、患者さんやスタッフの方と円滑なコミュニケーションをとる秘訣を学びました。また、研修症例カンファレンスでは最終日に20分ほどのプレゼンテーションを担当させていただき、発表だけではなく診療科の垣根を超えての盛んなディスカッションを交わすことで、新たな視点を得ることができました。
今回、新型コロナウイルスの影響で臨床実習自体が危ぶまれておりましたが、快く受け入れてくださって大変感謝しております。将来沖縄県の医療に携わる身として、北部地域の医療を体感したく、単身琉球大学より赴きましたが、やんばるの温かな人情と自然に囲まれ、非常に充実した実習となりました。北部地区医師会病院で学んだ経験は将来の自分にとって大きな糧となると思います。改めて医師会病院のスタッフの皆さんに心から感謝申し上げます。またいつか北部地域の医療に貢献できるまで、研鑽を積んで参りたいと思います。短い間でしたが、本当にありがとうございました。

※2020年7月13日更新

----- 2019年度 地域医療研修を終えて -----

聖マリア病院  津留 悠壽(研修診療科:外科)

 まず始めに、今回の研修においてお世話になった外科の諸先生方を始め病棟のコメディカルの方、事務の方々、オペ室の先生・コメディカルの方々には大変お世話になりました。本当にありがとうございました。もともと外科志望であることもあり、たくさんの症例を経験できると聞いていた病院であったため魅力を感じ研修先に選ばせていただきました。地域病院という名に恥じないような症例数とメジャーな手術の数々で1週間が全て埋まるほどの充実した症例の数々は僕の研修先である聖マリア病院に引けをとらないほどのものであると感じました。
特に地域病院ならではのCommon diseaseが多く、内地の僕は経験したことのない釣り針での事故等の特徴的な症例もたくさん学ぶ事が出来ました。
一番思い出になったのは休日に明朝から船酔いになりながら一日中先生方と沖釣りを楽しんだ後、その日の夜から朝方まで緊急手術をしたことです。今後の僕の外科人生で二度とない経験となるであろうとともに、たいへん楽しく充実したものでした。
また先生方は温かい方が多く、学がない僕にも懇切丁寧に指導していただき外科医としてのスキルはもちろんのこと患者first、人間性・人となりを学ぶことができました。
この感想文では言い表せないほどの濃密な1ヶ月を送る事ができ、たいへん充実した地域研修を送ることができました。
機会がありましたら、今度はさらにスキルを上げたうえで、研修という立場ではなく指導者として大成し北部地区医師会病院でお世話になればなと思っております。
この度は僕を研修医として受け入れてくださって本当にありがとうございました。

※2020年3月6日更新

県立北部病院  伊藝 真樹(研修診療科:外科)

 4週間、貴院で研修を受け入れてくださり、ありがとうございました。外科の面白さや研修医としての自分の未熟さを実感した研修でした。
当院よりも手術症例数も多く術野に入る機会も多かった為、縫合や腹腔鏡のカメラ操作などの手技を学ばせていただきました。埋没縫合やカメラ操作の経験は少なかった為、基本的な部分から指導していただきました。縫合では持針器の持ち方の悪い癖が抜けきれず、またカメラは操作に慣れず終始注意を受けましたが、それでも最後まで指導していただき、先生方には申し訳なさと感謝しかありません。また当院にはない外科当直では、腹痛や外傷といった外科救急のファーストタッチを改めて復習する良い機会となりました。外科特有の主訴から鑑別を挙げ、検査や読影時の緊張感、緊急を要する疾患を除外できたときの安堵感、処置ができたときの達成感が救急の面白さであり、勉強のモチベーションになると私は考えており、その様な場を多く経験させていただきました。
期間中、自分の未熟さも多々痛感しました。慣れない長時間の手術で集中力を切らしてしまったこと、解剖を完全に理解できていなかったことなど研修後数日経って思い返し、反省すべきことは多いです。私は技術や知識に乏しく、一つ一つの基本的なことの積み重ねが次のステップに繋がるという当たり前のことに改めて気づかされました。
反省ばかりありましたが、その分課題は多く残りました。できる様になったこと、できなかった事を真摯に受け止め、今後の研修生活に活かしていきたいです。来年度も外科研修の選択があります。貴院のご都合がよろしければ来年度もぜひ研修をさせていただきたいと考えています。未熟な研修医でしたが、温かい御指導ありがとうございました。

※2020年2月26日更新

聖マリア病院  緒方 善孝(研修診療科:呼吸器内科)

 聖マリア病院から地域医療研修で勤務させていただきました、緒方善孝と申します。始めに、一ヶ月間お世話になった先生方、スタッフの方々に深く感謝申し上げたいと思います。温かく迎えていただき、忘年会等のイベントにも参加させていただき、勤務をする上でも働きやすい関係を築くいいきっかけとなりました。誠にありがとうございます。
一ヶ月間の研修の主な日課は、朝のカンファレンスから始まります。カンファレンスは曜日ごとにテーマが決まっており、研修医の勉強の機会としても大変役に立つ内容ばかりでした。特に研修医カンファレンスは研修医から症例発表など、自由な内容で勉強したことなど、診療に関する気づきや疑問点を複数の科の先生方にも聞いていただき、お言葉添えをいただくことができ、大変有意義な内容ばかりでした。各科の先生方がお互いに情報共有し合う場が設けられているのはこの病院の特色だと強く感じました。
その後、各科の業務が始まり、私はローテートしていた消化器内科の先生方とカンファレンスを行った後、患者回診、病棟業務を中心に行い、内視鏡見学もさせていただきました。消化器内科の先生方は日中内視鏡を行っていることが多いため、病棟の患者さんの管理をさせていただくことが多かったように感じます。入院患者さんの診察をしながら、看護師さんやその他のスタッフの方々とコミュニケーションをとり、必要な検査や処方がないか、患者さんに現在必要な医療的、時に心理的にも介入していくことを自分の頭でアセスメントをしながら行うことができました。疑問がある際にはすぐに質問をし、一緒に頭を悩ませ解決に導いてくれる担当の先生の存在や、チームでカルテ記載を確認していただき、後でフィードバックをいただけたことも、間も無く研修を終え、医師として独り立ちする私には大変ためになる研修内容であったと思います。
勤務はあまり長い時間外勤務はなく、仕事終わりには沖縄の風土を楽しむ時間的余裕や、沖縄の文化に触れる機会を与えていただきました。時に一人でも居酒屋に行って、地域の方々と泡盛を飲み交わしたりするのも、いい思い出です。
やりがいのある仕事と楽しい余暇を過ごして、一ヶ月間は大変短く感じられました。ここには書ききれないほど多くの楽しい思い出いっぱいの沖縄での研修生活でした。今後同じように研修を行う機会のある方々には、北部地区医師会病院での研修を強くお勧めしたいと思っております。長くなりましたが、また名護に遊びに来たいと思っておりますので、その際はまた、温かく迎えていただけたらと思います。一ヶ月間大変お世話になりました。

※2020年1月9日更新

関門医療センター  大崎 優亮(研修診療科:呼吸器内科)

 1ヶ月間、北部地区医師会病院呼吸器内科を回らせていただき、ありがとうございました。呼吸器内科の田里Dr、山里Dr、兼久Drをはじめとして、他科の先生方、看護師などの医療関係者、事務の方々には大変お世話になりました。他の研修医からも聞く機会が多かったと思いますが、自分が所属している関門医療センターは常勤の呼吸器内科のDrはおらず、呼吸器疾患で入院することが少なく、とても勉強になりました。また毎週水曜日の気管支鏡の検査では最初の観察を毎回させて頂きました。関門医療センターでも何度かする機会があったのですが、この病院で繰り返していくうちに、操作もスムーズになり、今後気管支鏡を行う際に少し自信をもって行えると思います。夜間救急では患者の数の多さに驚きましたが、看護師さんの協力もあり、すごく助かりました。田里Drには救急で見た患者のグラム染色を一緒にさせていただき、起因菌の特定から抗生剤をきめるなど、今までにないアプローチを教えて頂き、今後に活かしていきたいと思います。休みの日にはさらに北部や離島を訪れ、沖縄の自然を満喫することもでき、非常に楽しかったです。最後にはなりますが、医局の先生方、医療関係者、事務の方々、1ヶ月間と短い期間ではありましたが、とても有意義な時間を過ごすことができました。ありがとうございます。

※2020年1月6日更新

県立北部病院  澁田 恭平(研修診療科:外科)

 私は今回、北部地区医師会病院の外科で一ヶ月間の研修をさせていただきました。
自身の研修病院での外科研修に加え、一ヶ月の医師会病院での外科研修を快く受け入れてくださり感謝しております。他院での研修ということで当初は緊張しておりましたが、先生方をはじめとしてその他のコメディカルの方やスタッフの方々が非常に温かく迎えてくださり、一ヶ月楽しい研修生活を送ることができました。
外科研修として、右も左もわからない自分に、毎回手術の術式からの術後の縫合まで丁寧に教えてくださりました。その甲斐もあって救急外来での縫合も以前より自信を持って行うことができるようになりました。また、助手としてだけではなく、急性虫垂炎や胆嚢炎の手術では執刀医として手術に参加させていただきました。実際の手術の緊張や醍醐味を味わうことができたのは自身の今後の研修においてかけがえの無いものになると思います。木村先生をはじめ、赤松先生、照屋先生、野里先生、島袋先生、宮平先生に本当にありがとうございました。
手術以外でも毎週研修医レクチャーが行われており、様々な科の先生方が日頃の診療に役立つ知識を教えてくださいました。また研修医も毎日勉強の成果を発表する場があり、私も外科の症例で発表をさせていただきました。その際もスライドの作り方や論文の吟味なども丁寧に教えてくださり、今後に活きる貴重な経験となりました。

※2020年1月6日更新

HITO病院  村川 誠太郎(研修診療科:救急科)

 北部地区医師会病院救急科にて1ヵ月間研修させていただきました。1ヵ月間という短い期間でしたが、私にとって非常に有意義な期間でした。指導医である田中先生には多くの事をご指導していただきました。救急患者さんには積極的に私主体で診させていただき、しっかりとフィードバックしていただきました。患者さんの状態及び既往歴や内服薬のデータから現疾患をしっかりと鑑別疾患を挙げて推論する力がついたと思います。また、手技は動脈採血や縫合処置はもちろんのこと、グラム染色やCV挿入、胸腔穿刺、胸腔ドレーン挿入まで多くの事を経験させていただきました。非常に身になりました。またプライベートではお寿司をよくご馳走になり、また海水浴にも連れて行っていただきました。今帰仁の海、最高です。多くの感動をありがとうございました。
北部地区医師会病院研修医の方々とも仲良く楽しく過ごしていただきました。休日にはご飯や海水浴にも行きました。同じ立場の研修医ということもあり色々と相談でき、また研修面でも刺激を受けることができました。諸岡先生は丁度救急科をローテート期間であり、同じタイミングで救急科研修を行いました。救急症例を協力して診ました。一緒に症例を考えることもでき、非常に心強かったです。ありがとうございました。
HCU救急科の看護師の方や救急救命士の方にも非常にお世話になりました。皆さんに優しく接していただきました。必要な検査も迅速かつ正確に採っていただき、チーム一丸となって患者さんを診ることができました。また送別会も開いていただきありがとうございました。思い出に残る楽しい会でした。
北部地区医師会病院で研修出来て本当に良かったです。医学的技術の習得はもちろんのこと、沖縄の自然やまた多くの人に出会い、良き思い出が作れたことが財産だと思います。また何かの機会で来れたらなと思います。楽しい期間をありがとうございました。

※2019年11月6日 更新

HITO病院  沖田 将慶(研修診療科:循環器内科・麻酔科)

 9/30から10/31までの1ヵ月間を北部地区医師会病院の循環器内科で研修させていただきました。今回の研修は研修基幹病院であるHITO病院から北部地区医師会病院へ研修に行った先輩がおらず、事前情報ないためとても緊張したスタートでした。私は3年目から麻酔科に進むことを決めていたため、事前に心臓血管外科の手術麻酔にも入れていただけると聞いており、循環器内科の研修がメインではありますが、心臓血管月下の手術麻酔研修も行うことができました。
循環器内科のスケジュールは月・木曜日が外来日、火・水・金曜日がカテ日で、土曜日の内月2回は大阪からアブレーション治療専門の先生が来られ、アブレーションを行うという流れでした。循環器内科の外来日は心臓血管外科の手術が月・木曜日で予定されていたため、手術麻酔に入り、CVルート確保や経食道エコーといった多くの手技を経験させていただき、使用薬の選択のポイントを学ぶことができました。
カテ日はCAG、PCIをメインに血管造影やEVT、ペースメーカー植込み術といった循環器内科特有のものだけではなく、TACEやTAEまで行っており、2番手や3番手として入り、様々な手技を経験させていただきました。多い日で8-9例の症例を1ヵ月を通じて約80症例を経験させていただきました。器具の扱い方から機械の操作に至るまでわからないことが多く、スタッフの皆さんにサポートしてもらいながら1例1例経験を積み、最終週には指導の下で術者としてCAGの手技を経験させていただき、とても濃厚な研修を受けることができました。
来年、麻酔科に進む前に循環動態について勉強する機会を得た上に、様々な手技を経験でき、素晴らしい環境で研修することができました。蘆田先生(循内)、鯨岡先生(循内)、山下先生(循内)、中島先生(麻酔)をはじめとして多くのスタッフの皆様に心より感謝申し上げます。1ヵ月間という短い期間でしたが本当にありがとうございました。

関門医療センター  鈴木 有十夢(研修診療科:外科)

 1ヵ月間、地域医療研修として外科で研修をさせていただきましたが、研修初日の朝から病院のスタッフの方々の優しさと朗らかさ、そして独特の沖縄の方言に胸を打たれ、素敵なところだな~と感じながら研修に臨むことが出来ました。外科を研修させていただいたので、特に外科・麻酔科の先生方、オペ室の看護師さんには本当にお世話になりました。手術が始まる前には、僕の緊張を程よくほぐしてくださり、術中には技術・知識面で多くのことを教えていただき、仕事が終われば飲み会やダイビングに連れて行っていただいたりと、沖縄の魅力を余すことなく教えていただいたと思います。山口県から来た、海の物とも山の物ともつかない医学素人同然の僕に、手取り足取り技術を教えていただき、執刀までさせていただき手術を終えることが出来た時は、得も言われぬ感動を覚えたことを今でも覚えています。外科の先生方から「来年もここで働いたら絶対に勉強になるよ!」と誘っていただけたのは心から嬉しかったですし、実際真剣に将来を考えました。感謝してもしきれいないくらいの恩義があるので、いつか何かしらの形で恩返しが出来たらと思います。将来、外科の道を志しておりますが、僕の人生の中で忘れられない外科の1ヵ月となりました。これからの研修医の後輩たちに北部地区医師会病院での研修を是非とも勧めますし、外科での研修を声を大にして勧めます。絶対に素晴らしい研修が出来る!!忘れられない1ヵ月になる!!と既に関門医療センターの後輩達には勧めまくっています。(笑)
 1ヵ月と短い期間でしたが、本当に充実した楽しい日々を過ごすことが出来ました。沖縄の大自然、美味しい飲み屋、ほぼ毎日通った弁当屋と満喫しましたが、唯一の心残りは、赤松先生・木村先生御一行と釣りに行けなかったことです。いつの日か果たせたら嬉しいです。最後になりますが、照屋先生はじめとする外科の野里先生、赤松先生、島袋先生、師匠の宮平先生、麻酔科の中島先生、医師会病院のスタッフのすべての方々、山口県から1人来た寂しい僕を毎週飲みに連れて行っていただいた宮平先生仲良しメンバーの皆様方に心から感謝しております。この1か月間の思い出を一生忘れずに胸に刻んで、これからも医師人生に必ず活かしていきたいと思います。

※2019年11月5日更新

関門医療センター 橋本 鉄平(研修診療科:呼吸器内科)

 今回私は地域医療研修として、北部地区医師会病院で1ヵ月間研修させて頂きました。これまで沖縄へは本部の「美ら海水族館」や那覇での観光がメインで来たことはありましたが、名護は初めての地であり始めは寂しい気持ちがありましたが、医師会病院の先生方を始め、医療スタッフの方々には大変温かく迎えて頂きました。外病院から1ヵ月という短期間の研修医の私を何かと気にかけて下さり、働きやすい環境を作って頂きましたし、仕事終わりによく食事に誘って頂き、始めの寂しさや不安はどこへやら、気づけばあっという間の一ヶ月でした。
研修内容につきましては、私が勤める「関門医療センター」に常勤医がいない「呼吸器内科」をローテートさせて頂きました。ここでは、気管支喘息や咳全族、COPD、肺炎、気胸などのcommon diseaseから、結核性肺炎や肺動静脈癌(Rendu-Osler-Weber症候群)などの専門性の高い疾患まで学ぶことができ、手技や検査等では胸腔穿刺や胸腔ドレナージ、気管支鏡まで携わることができました。また、指導医の田里先生は研修医の指導にも尽力されているだけではなく、感染症にも造詣が深く、感染症の基本であるGram染色での菌の特徴やその後の抗生剤の選択や感染症に対するアプローチを懇切丁寧に教えて頂きました。私は将来、呼吸器外科の領域に進むつもりですが、同じ「呼吸器」を専門にすることから田里先生を始めとした、今回の研修での学びが私の今後の感染症治療に対する糧となると確信しています。
最後にこの研修で私関わって頂いた指導医の田里先生、山里先生、兼久先生、そしてよくafter5にお世話になった宮平先生!笑,ともに多くの時間を過ごした研修医の名嘉眞先生、太田先生、また何かと手間な注文を快く引き受けてくださった医局秘書の祖堅さん、よく世話をやいて頂いた川又先生や医療事務の古堅さんを始め、医師会病院のスタッフのみなさんに心から感謝申し上げます。
一ヶ月間本当にありがとうございました。

※2019年9月2日 更新

沖縄県立北部病院  今田 陽(研修診療科:外科)

 今回私は外科で一ヶ月間研修をさせていただきました。名護の外科医不足により、医師会病院での研修が急遽決まりましたが、暖かく迎えて下さりこちらでの研修は本当に有意義で来て良かったと心から思える研修となりました。医師会病院の医局は雰囲気がとても良く、緊張していた自分もすぐに馴染む事ができ居心地良い環境でした。科の壁もなく疾患について気兼ねなく質問できましたし、朝のレクチャーでは日々知識のブラッシュアップが出来、刺激的な一ヶ月となりました。北部病院とはまた違った雰囲気が医師会病院にはあり、お互いに足りない部分を支え合いながら北部地区の医療を担っているなと改めて再認識する事ができました。
外科では宮平先生をはじめ、赤松先生、照屋先生、野里先生、木村先生、島袋先生に大変お世話になりました。可能な限り手術に入らせてもらい、見学ではなく助手として手術に関わる事がでい、カメラの操作の仕方、埋没縫合など小さい事までも丁寧に教わる事が感謝しています。中でも急性虫垂炎の手術を執刀医として終えた経験はこれからの医者人生において良い思い出となりました。
一ヶ月という短い間でしたが、大変お世話になりました。多くのスタッフさん達に声をかけていただき楽しかったです。今回の経験を活かし、北部病院での救急では沢山縫合などを行い、研修生活を充実させていきたいと思います。今後、また医師会病院と関わる機会がありましたらよろしくお願いします。

※2019年8月17日更新

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関門医療センター  中村 光一(研修診療科:呼吸器内科)

 北部地区医師会病院で地域医療研修として呼吸器内科を中心に1ヶ月間研修させていただきました。緊張していた研修初日に医局に入るとすぐに院長先生がとても気さくに話しかけてくださり、その時点でこの病院はとても良い雰囲気なのだと思うことができ、緊張もほぐれました。実際にも医局の雰囲気を見ても、科を超えて先生間どうしの仲が良く、気軽にコンサルトなどもしているところを見て、とても好印象でした。また、指導医の先生方がとても教育熱心でほぼ毎日のように為になる勉強会があり、研修医のことを気にかけてくださり、COPD、喘息、肺炎、気胸などcommon diseaseを中心に勉強させていただきました。胸腔穿刺や胸腔ドレナージ、気管市内視鏡検査など、私の研修病院ではあまり経験できないことを1ヶ月という短期間で多く経験することができ、非常に貴重な経験をさせていただきました。
特に印象的であったのは、グラム染色で自分の目でどういった形態の菌で、どういった菌が想定され、どういった抗生剤を選択するかというアプローチであり、とても有用であることを身をもって実感することが出来たことです。内科に進む私としては、今後の感染症に対するアプローチに大きく影響するものであり、今後も積極的にグラム染色を行っていこうと思うことが出来ました。
1ヶ月という短い間でしたが、院長先生、呼吸器内科の先生方をはじめ、多くの方々に気にかけて頂き、お世話になりありがとうございました。人柄が良く、自然豊かで居心地の良い名護という土地で、とても親切で教育的な先生方から学べる北部地区医師会病院で地域医療研修を行えたことを心より感謝しています。ここで学んだことを私の今後の医師としての人生に少しでも反映できたらと思います。

※2019年8月6日更新

関門医療センター  黒木 大世(研修診療科:呼吸器内科)

 沖縄県はこれまで来たことがなく、初めての土地で1ヶ月過ごし、働くというのには不安もありました。しかし実際に1ヶ月経った今では、ほんとうにあっという間で、寂しいというもっとここで働きたかったという気持ちが強いです。呼吸器内科は自分の研修病院にはなく、呼吸器のcommon diseaseであったり、普段見ることができないような感染症だったりを見ることができたら良いなと思い、呼吸器内科を回らせていただくことにした次第です。実施、手技的にはグラム染色、気管支内視鏡検査や胸腔穿刺を経験することができ、症例もCOPD、喘息発作、気胸、糞線虫、ATLの肺浸潤などとても幅広く見ることができたので満足しています。また、患者さんは沖縄の方言も使われるので、地元の言葉や発音を知るいい体験ができました。
沖縄の生活では異常にゴキブリやカタツムリがでかいことが印象的です。食事に関してはもともと肉が好きなのであまり困ることはありませんでした。
梅雨真っただ中であったことが残念でしたが、とても良い研修を送ることができたと思っています。ありがとうございました。

※2019年7月9日更新

聖マリア病院  平野 貴博(研修診療科:消化器内科)

 私は、1か月間、消化器内科で研修をさせて頂きました。消化管出血、肝炎などの消化器疾患はもちろんのこと、消化器疾患以外にも尿路感染症、心不全、脳梗塞など幅広く様々な症例を総合内的に診療されており、消化器内科での研修でしたが、それ以上の多くを学ばせて頂きました。
医局には、北部地区医師会病院の先生方が皆集まっていて、科の壁もなく患者さんに関して気軽に相談できる環境でしたし、研修医を1人にしないで積極的に指導してくださりました。諸喜田院長、長澤副院長、指導医の東江先生をはじめ多くの先生方、職員の方々に毎日良い刺激を頂き、日々成長できていることが実感できました。先生方、職員の方々、患者さん、また地域のの方々含め皆が穏やかで、初日から親しみやすく、家族のような温かさを感じました。毎日診療していて、北部地区医師会病院は本当に地域の方々に必要とされているし、愛されている病院だと感じました。
オフには、私と同じように、関門医療センターから研修に来ている2年目研修医の黒木先生と毎日のように食事に行き、また休日にはシュノーケリングなど観光にも出かけ、充実した時間を過ごさせて頂きました。
1か月という短い間でしたが非常に密度の濃い時間を過ごさせて頂きました。大変感謝しております。ありがとうございました。

----- 2018年度 地域医療研修を終えて -----

聖マリア病院  橋本 卓磨(研修診療科:循環器内科)

 1か月と短い期間でしたが今回私は11月の間、沖縄の北部医師会附属病院で循環器内科を研修させていただきました。先生方や職員の皆様には大変お世話になりました。沖縄は患者さんを含め、本当に温かい方が多く、都会の喧騒とは離れた中、癒されながら研修できておりました。
地域医療研修としてこちらに参り、慢性期疾患をするものと思っておりましたが、実際は、急性期疾患を扱う機会が多く、治療、そして技術的な面も最先端のことをしているように感じました。
 カテーテルに関しては本当にスムーズに検査、治療をされていて、CAGなどでは入退室含め早いときは15分ほどであり、圧倒されておりました。介助につかせてもらいましたが、はじめよりは慣れるもののついていける、とはいえないまま研修が終わってしまい少し心残りです。そしてその技術面の陰に、患者さんへのきめ細かな配慮があり、医師として本当に尊敬できる方々しかいない病院であるように感じました。
また先生方が外来をされている日は、心臓血管外科の手術に入らせていただきました。自分は麻酔科志望であることを伝えると、配慮して麻酔科側からも入らせていただきました。このようにフレキシブルに対応していただき、ありがとうございました。
 とても素晴らしい環境で1か月研修させていただき本当にためになりました。
 循環器内科の先生をはじめ、心臓血管外科、麻酔科の先生、病棟、カテ・オペ室の看護師、MRの皆様、事務の方々など、多くの方にやさしく接していただき、大変お世話になりました。ありがとうございました。

※2018年12月19更新

関門医療センター  永汐 太郎(研修診療科:消化器内科)

 今回私は地域医療研修として、沖縄北部医師会病院で1ヶ月間研修させていただきました。10月下旬に下関を出発する際は肌寒く、冬の気配を感じながら沖縄へやってきましたが、沖縄に到着した途端、夏の空気感が漂っており風土の違いを実感致しました。
 北部医師会病院で1ヶ月間研修させていただいて感じたことは、先生方をはじめ、スタッフのみなさんが皆、温かい方ばかりだということでした。外部から短期間だけやってきた一研修医の私にも皆さんは優しく、何かと気にかけて下さり、とても働きやすい環境を作っていただきました。研修初日、私に声をかけてくださった男性医師がいらっしゃいましたが、その方は気さくにコーヒーを入れてくださいました。あまりにフランクに接していただいたため、その男性医師がこの病院の院長である諸喜田先生であったことに大変驚きました。この病院の温かい雰囲気やスタッフの方々の明るさは、病院のトップである諸喜田院長の人となりがあるからではないかと思います。
 研修の内容に関しましては、私は地域医療の枠でこの病院に参りましたが、この病院は比較的規模の大きな救急病院で、多くの疾患をみることができました。自分のいる研修病院で経験したことのなかった症例にも出会うことでき、臨床研修医として貴重な経験となりました。
 私の指導医を担当してくださった若手消化器内科医師の東江先生は、年齢は私の1つ年上、医師としての経験年数は私の3年先輩にあたる男性でしたが、同年代だとは思えないほどしっかりされていて、知識・経験が豊富で、堂々と仕事をされていました。ベテランの先生方にも臆せず意見を述べ、自分の信念を貫き、それでいて周りから信頼されている様を見ていて私もこのような医師になりたいと心から思いました。
 沖縄での研修では医療の面ではもちろんのこと、その風土や人との出会いからたくさんのことを学べたように思います。私の住んでいた名護市街にはたくさんの飲食店が立ち並び、日替わりで色々なお店を訪ねては、有意義な時間を過ごすことができました。沖縄は那覇やリゾートホテルには行ったことがありましたが、この研修で北部地区に滞在できたことを喜ばしく思います。
 最後に、この研修で私に関わってくださったスタッフのみなさん、特に公私ともにお世話をしてくださった指導医の神谷先生、東江先生、研修医の諸岡さん、また何かと面倒な注文を快く、迅速に対応してくださった医局秘書の祖堅さんに心より感謝致します。1ヶ月間本当にありがとうございました。

※2018年11月27日更新

聖マリア病院  松尾 優実(研修診療科:消化器内科)

 1ヶ月という短い期間でしたが、10月の間沖縄北部地区医師会病院の消化器内科で研修させていただきました。先生方や職員の皆様にはたいへんお世話になりました。沖縄は本当に暖かい方々ばかりで、先生方には非常に熱心にご指導いただきたいへん勉強になりました。
 北部医師会病院は、今回地域医療研修とは言っても規模は大きく、救急疾患も多くありましたが、やはり自分の研修病院と比較すれば慢性期の疾患が多く感じました。これまでの研修生活では、救命や疾患の治療がメインでなかなか精神的なケアまでしっかりとできていなかったように感じます。みさせていただいた患者さんとお話ししていると、地域の中核病院として患者さんにとても信頼されているのだなとつよく感じました。しかしそれも先生方をはじめ職員の皆さんと接していると、コミュニケーションが多く、患者さんそれぞれ個人個人ときちんとお話をされていて、それぞれの状態や事情によりそっているのが伝わるからなのだろうと信頼されているのも納得でした。今回1ヶ月の研修で、精神的なケアと難しく言っても、実際はそれぞれのパーソナリティーや生活背景などを理解して覚えておくことであったり、毎日こまめに患者さんに会いに行って小さな不安も聞くことだったり、誰でもできる些細なことの積み重ねから始まることが改めて学べました。それは疾患の緊急度や病気の重症度に関係なく、誰にでもいつでもできることだと思うので、研修病院に帰っても心に留めて診療するようにしたいです。
 私は琉球大学出身で、卒後から地元の福岡に帰って研修していますが、いつも沖縄を恋しく思っていたので今回1ヶ月だけですが沖縄で働くことができてとても幸せでした。やはり沖縄は教育熱心な先生が多く、研修体制が整っていると感じました。来年度以降、希望が通れば沖縄で働ける可能性もあるので、またどこかでお会いできたらとてもうれしく思います。1か月間本当に充実していたしとても勉強になりました。諸喜田院長はじめ消化器内科の先生方、他科の先生方、職員の皆様には本当によくしていただきました。ありがとうございました。この1ヶ月で学んだことや感じたことを少しでも今後に生かせるように、これからも精進していきます。

※2018年11月1日更新

関門医療センター  林 莉理(研修診療科:整形外科)

 今回4週間、北部医師会病院 整形外科をローテートさせていただきました。地域医療研修は今回が初めてで、地域医療で多くみられる外傷を中心とした二次救急を経験することができました。
 整形外科はすでに研修病院である関門医療センターで回っていましたが、異なる環境での手術はまた印象が違って見え、術式や使用する器具、手技など少しずつ違いがあって興味深く、とても勉強になりました。初めの手術では環境や手技の違いから、関門医療センターですでに回っていたはずなのに全く手が出せず、研修医初めての整形外科ローテートのような感覚でした。しかし、ほとんど全ての手術に手洗いして入らせていただき、術中に先生方が詳しく説明していただいて、徐々に手が出せるようになりました。また、縫合や糸結び、その他の手技もほとんど毎回させていただけて自信にもなり、同じ疾患であっても様々な手術のやり方があることを実感しました。研修医レクチャーや、症例発表など整形外科だけでなく内科、外科と病院内の様々な科の先生方がディスカッションする場に参加し、その中で優しく丁寧に指導してくださったり、普段から気にかけて声をかけてくださってとても皆さん気さくで優しく、楽しく有意義な4週間を過ごすことができました。
 また、沖縄の台風がいかに恐ろしいものかを体感したり、風邪を3年ぶりにひいて熱発、1週目のせっかくの沖縄での土日をまるまる潰して家でDVDを見たり、その後咳が止まらなかったり、、、と、いろいろとありましたが、同期や後輩と遊びに行ったり、先生方にのみに連れて行っていただいたりと病院外でも充実した楽しい日々を過ごすことができました。
 院長 諸喜田先生、そして担当してくださった整形外科の大山先生をはじめ、砂辺先生、大沼先生、屋嘉先生、他科の先生方、コメディカルの方、事務の方、そして同期、後輩には大変お世話になりました。本当にありがとうございました。地域医療を経験し、これまでとは違った視点で自分の今後に生かせていきたいと思います。4週間本当にお世話になりました。

※2018年10月29日更新

関門医療センター  藤田 理志(研修診療科:呼吸器内科)

 北部地区医師会病院では、1ヵ月間呼吸器内科で研修させていただきました。田里先生、池宮城先生、山里先生をはじめとして、様々なスタッフの方にお世話になりました。とても優しく接していただいて、良い研修をすることができました。
現在、研修中の病院には常勤の呼吸器内科がおらず、呼吸器疾患を専門的に加療したことがなく、その他の内科の先生が診療している状態でした。今回は、喘息、肺癌、間質性肺炎、好酸球性肺炎、肺結核、レジオネラ肺炎などcommonな疾患をメインに診療ができました。胸部CTの所見の考え方や、肺炎に対する考え方などを整理することができました。また、抗菌薬に関しても、使い分けなどがしっかりなされていて、感染症の勉強もすることができました。結核に関しては、今まで自分で診療に関わったことがなく、ガイドラインなどを見て今後、初期対応ができる様子に学ぶことができました。
また、地域医療という観点からみると、内科疾患に関しては、診療科のない分野があり、呼吸器疾患だけでなく、様々な診療科のcommonな疾患に関しては、診療しなければならい状態であり、一般内科の勉強を広くしていかなければならないと実感することができました。内科回診では、呼吸器内科以外の疾患もみることができ、簡単なディスカッションなどもあり、大変勉強になりました。あと残り初期研修は、将来の地域医療のことを考えて、志望科以外の研修もしっかり取り組んでいこうと思います。
最後に、先生方には、名護の食事などもいただいたりして、大変ありがたかったです。地域の方も優しく接しやすい方が多く、ともて過ごしやすいまちでした。また機会があれば、顔をみせに伺いたいです。
短い間でしたが、大変お世話になりました。とても感謝しています。

※2018年10月3日更新

聖マリア病院  瀬戸島 翔(研修診療科:消化器内科、外科)

まず初めに2か月間、本当にお世話になりました。
 1ヶ月目は消化器内科、2か月目は外科で研修をさせて頂きました。
 私が研修する聖マリア病院では、診療科が多岐にわたり、様々な分野の専門的なことを学ぶことができますが、細分化されすぎていてcommon diseaseを広く学ぶことが難しいのが現状です。北部地区医師会病院では、例えば消化器内科での研修でも、肺炎、心不全、脳梗塞、てんかん、慢性腎臓病、血糖コントロール等々と様々な分野の患者さんを診ることができ大変、勉強になりました。外科では最終日に虫垂炎の執刀医を非常に良い経験をさせて頂きました。
 一番に感じたことは、北部地区医師会病院は、医局の雰囲気も大変よくconsultがとてもしやすい環境だと思いました。大病院ではなかなか厳しいところもありますが、敷居がなく他科の先生と気軽に話しやすいよう、整備が行き届いており、地域ならではの良さを感じました。
 先生方も大変、熱心にいろんな事を教えて頂きありがとうございました。勉強会で発表する機会も頂き、大変良い経験になりました。 
 仕事外でもいろいろな経験をさせて頂きました。先生方とゴルフに行ったり、地域の方たちと飲みに行ったり、名護の方々は穏やかな方たちが多く、本当に楽しかったです。終わってみると2か月間、あっという間で、またいつか機会があれば戻ってきたいとも思いました。名残惜しさもありますが、北部地区医師会で学んだことを今後の診療に活かせるように努めたいと思います。また、沖縄がどれほど良いところか、北部地区医師会病院がどんなに良いところかを地元でも布教していきたいと思っております。2か月間、本当にありがとうございました。

※2018年9月6日更新

関門医療センター  尾川 創史(研修診療科:呼吸器内科)

北部医師会病院の先生、スタッフの方々、その他大勢の方にお世話になり、非常に充実した研修をさせていただきました。
 関門医療センターには常勤の呼吸器内科の先生がいないため、こちらで呼吸器内科を選択させていただきました。Commonな疾患からNTM、TBなど呼吸器内科ならではの疾患まで幅広く経験させていただき、水曜日には気管支鏡検査にも参加させていただき、実際に操作までさせていただきました。その中で北部地区医師会病院でも年間1~2例程度と珍しい気管支異物の症例を経験することができ、院内カンファレンスでも発表させていただきました。
 実は、私は最初の1週間熱を出して寝込んでいたため出遅れてしまい、2週目から参加となりました。通常の4週間でも短い期間ですが、更に1週間短く正直焦ってしまいました。呼吸器内科は入院患者が多く、指導医となっていただいた山里先生は常に20人程度の患者さんを抱えておられ、最初は把握するのに一苦労でした。いつも遅くまで残って回診やカルテ記載、治療計画を立てたりと、忙しくされておられ、そのような中でも胸腔穿刺など手技があれば参加させていただいたり、疑問があれば丁寧に教えてくださったり、頭が下がる思いでした。同時に、私も1年もしない内に同じような立場になることを考えると非常に不安な気持ちになりました。
 当直にも何度か入らせていただきましたが、外病院ということもあり、カルテの使い方や病院のシステムになかなか順応できませんでしたが、上級医の先生が優しく教えてくださり、時には検査やICなどを任せて頂きました。関門医療センターでは当直帯に診療する患者は多くても10人を超えることはありませんが、北部地区医師会病院では13人を経験し、なかなか眠れない忙しい当直を経験しました。先生方は月に3、4回程度当直をこなしながら、病棟管理、外来なども回しておられ、尊敬の念でいっぱいです。
 仕事終わりには先生方にお誘い頂き、沖縄の話や沖縄料理を楽しむことができましたし、休日にはシュノーケリングしたり、盆のエイサーを鑑賞したりと沖縄をしっかり満喫することができました。こうした機会を与えてくださった北部地区医師会病院の皆様に感謝するとともに、ここで経験したことを生かし、立派な医師となり、患者・医療界に還元していきたいです。本当に充実した研修をさせていただきありがとうございました。

※2018年9月6日更新

関門医療センター  中村 圭(研修診療科:呼吸器内科)

 まず一か月間と非常に短い間でしたが、呼吸器内科の田里先生、池宮城先生、山里先生をはじめ、北部地区医師会の先生方、スタッフの方々には本当にお世話になりました。感謝しています。
私はこの一か月間は呼吸器内科の方で研修させて頂いたのですが、自分が志望している科だったこともあり、とても勉強になりました。自分が勤務している関門医療センターでは、呼吸器内科が非常勤の外来しか存在していません。その為、誤嚥性肺炎の患者さんはよく見かけますが、COPDや喘息、IPFの患者さんはまずいません。私は今回病棟管理について主に勉強させていただいたのですが、関門では経験したことがない、気管支喘息発作の患者さんに対するコントロールの方法から始め、COPD、IPFの急性増悪、肺腺癌の抗癌剤療法、膿胸の方の胸腔ドレナージ、更にはツツガムシ病やウエステルマン肺吸虫といった珍しい症例まで経験することができ、短い間ながらも貴重な経験を積むことができたことを感謝しています。
 また、呼吸器内科の先生方はとても雰囲気がよく、コンサルトがしやすいため、研修医にとってとてもいい環境だなと思いました。個人的には毎週開催していただいた、木曜日の勉強会の内容が非常に面白かったです。また、今まで目を背けていた基礎的な病理の知識や、グラム染色の顕微鏡での所見など、一から丁寧に教えて頂き、とても勉強になりました。関門医療センターでは呼吸器内科志望の後輩もいるので、今回の研修について濃い経験を積むことができよかったと薦めておこうと思います。
 一か月という時間は本当にあっという間に過ぎてしまい、最初の頃は勝手がわからず無駄にしていた時間も、最近は有効活用できて来たかなと思っていた時に終了となってしまったため、欲を言えば、まだまだこちらで研修がしたかったです。しかし、我がままをいっても何も始まらないため、ここで過ごした1ヶ月の経験を将来の自分の臨床に活かしていかそうと思います。
 名護の町も住みやすく、住民の方も優しい為、とても気に入りました。また遊びに来たいと思います。1ヶ月間、本当にありがとうございました。

※2018年8月6日更新

関門医療センター  黒石 聖(研修診療科:整形外科)

 1ヶ月間、北部地区医師会病院で整形外科を中心に地域医療研修という形でお世話になりました。
 ほとんど全ての手術に入らせて頂き、その中で詳しく、わかりやすく説明してもらえたので、自分の中でしっかりと頭の中を整理しながら、学ぶことができました。関門医療センターで経験した同じ手術でも使用する道具が微妙に違っていたり、それによって手技にも若干の違いが出てきたりと、普段とまた違った角度から手術を経験することによって、知識も手技もレベルアップできたかなと思います。これから関門医療センターに戻り、2カ月間また整形外科で研修しますのでこの1ヶ月で得たもの活かしていきたいと思います。
 また、研修医レクチャー等を通して、科の垣根をこえて多くの先生方が温かく指導してくださり、幅広い知識を深めることができましたし、1ヶ月間を楽しく過ごすことができました。
 地域研修として、北部地区医師会病院を選択し、病院長諸喜田先生、整形外科砂辺先生、大山先生、大沼先生、屋嘉先生をはじめ、多くの医療スタッフの方、事務の方と出会い、過ごした1ヶ月は非常に充実したものでした。また、自分の医療に対する考え方を改めて見つめなおす良い機会となりました。
 仕事以外では、2度台風が上陸する中、北部の観光地や食事を堪能したり、ダイビングのライセンスを取得したり、充実した日々を過ごすことができました。
 地域医療のことはもちろん、地域の文化にも触れることができました。ここで過ごした1ヵ月の貴重な経験は、今後に活かしていきたいと思います。
 1ヶ月間、本当にお世話になりました。ありがとうございました。

※2018年7月9日更新

----- 2017年度 地域医療研修を終えて -----

関門医療センター  浜田 文仁(研修診療科:整形外科)

 1か月という短い期間ではございましたが、大変お世話になりました。この1ヶ月は整形外科にて研修をさせて頂きました。
 ほとんど全ての手術に入らせて頂き、その中で詳しく、わかりやすく説明してもらえたので、自分の中でしっかりと頭の中を整理しながら、学ぶことができました。また、術者の介助はもちろん、縫合などの手技も数多くさせて頂けたので、自分が回らせていただいた1ヶ月は知識も手技もレベルアップできたかなと思います。
 手術以外にも整形外科の外来も見学させてもらえ、初診をとって検査や治療方針を考える機会をもうけて頂いたり、再診である程度情報が分かっている方への対応など定期受診の行い方も学ぶことができました。
 自分の志望科が精神科であるにもかかわらず、整形外科領域を熱心にご教授してもらえたことは、必ず今後の自分の医療にとってプラスになることは確信しております。
 地域研修として、北部地区医師会病院を選択し、病院長諸喜田先生、整形外科砂辺先生、大沼先生、屋嘉先生をはじめ、多くの医療スタッフの方、事務の方と出会い、過ごした1ヶ月は非常に充実したものでした。また、自分の医療に対する考え方を改めて見つめなおす良い機会となりました。
 仕事外では、一人で食事に出た際に、まわりの大将やお客さんが気さくに声をかけて頂いたこともあり、忘年会や誕生日会に参加することになるという経験をしました。その中で、名護特有のご飯、方言などを教えてもらったり、農業の方々とお話をするといった医療とは違う分野の職の方々と話すこともできました。
 地域医療のことはもちろん、地域の文化にも触れることができました。ここで過ごした1ヶ月の貴重な経験は、今後に活かしていきたいと思います。
 1ヶ月間、本当にお世話になりました。ありがとうございました。

※2017年12月26日更新

関門医療センター  菊野 亮栄(研修診療科:呼吸器内科)

 1か月間の北部地区医師会病院での研修を受け入れていただきまして、ありがとうございました。この研修期間中に、呼吸器内科の先生をはじめ多くの方々にお世話になりました。各科の先生方、看護師さん、検査技師さん、リハビリのスタッフの方々、そして研修医の森岡先生と、皆さんから温かく接していただき、病院、医局の雰囲気も非常に居心地よく感じました。1ヶ月で研修が終わってしまうのが名残惜しくもあります。
 この1か月、日中は呼吸器内科で研修するとともに夜間の救急当直にも携わらせていただきました。日々、密度が高い時間を過ごすことができ大変勉強になりました。
 医師会病院での呼吸器科研修のなかで、グラム染色を実際に自らの手で行ったことが特に印象に残っています。患者さんから喀痰や尿検体を採取し、細菌検査室に行き実際に固定、染色、鏡検できたのは貴重な経験になりました。また、グラム染色の結果を受けて感染症に対する抗菌薬の選択を考え、その選択が妥当であるのか、ほかの適切な選択があるとすれば何か?と指導医の先生から丁寧にフィードバックしていただいたため、実学としてグラム染色や感染症治療について学ぶことができたと思います。医師会病院で学んだことを関門医療センターに戻ってからも実臨床に活かしていけるよう、引き続き研鑽して参りたいと思います。
 11月でも温かく穏やかな気候の沖縄で充実した研修を送れたことは2年間の初期臨床研修の中でも特に印象深く、今後の医師人生の中でも折に触れて思い出すことがあるかと思います。医師会病院での素晴らしい経験と充実した時間を送れたことを関門医療センターの下の学年の初期研修医にも伝えようと思います。そして彼らにも充実した研修を送って欲しいと思います。
 最後になりましたが、1ヶ月間にわたり研修の場をいただきましてありがとうございました。

※2017年11月27日更新

関門医療センター  藤本 茂樹(研修診療科:呼吸器内科)

 まず初めに1か月間という短い間でしたが、本当にお世話になりました。
 この1ヶ月は呼吸器内科で研修をさせて頂きました。
 呼吸器内科の田里先生、稲嶺先生、池宮城先生は、皆さん優しく声かけをしてくださり、質問に対しても丁寧に教えて頂きました。
 自分が回らせていただいた1ヶ月は珍しく入院患者さんが少なく落ち着いた日々だったのですが、抗菌薬治療によって改善を認めた結核の症例など、少し珍しい症例をみることもできて、また抗菌薬の選択の考え方についても学ばせていただきました。
 医局の雰囲気も大変よく、先生方がよく談笑されているのを見て気持ちが和みました。
 当直では他科の先生と一緒になったときも、とてもconsultがしやすい環境だと思いました。
 先生方は質問すると、とても熱心に教えてくださりました。回診や勉強会では、どんどん質問が投げられて、その度に自分の知識のなさを痛感しましたが、医学の奥深さも感じることができました。
 研修当初、病院の制度やこちらでの生活に戸惑い、早く帰りたいという気持ちがありましたが、終わりを迎えた今、1ヶ月はあっという間で、名護という町、そして医師会病院という場所にもっともっと居たいという気持ちでいっぱいです。
 地域研修として、北部地区医師会病院を選択し、先生方、コメディカルの方、事務の方と出会い過ごした1ヶ月は非常に充実したものであり、自分の医療に対する考え方を改めて見つめなおす良い機会となりました。ここで過ごした1ヶ月の経験を今後に活かしていきたいと思います。
 そしてまた名護に遊びに来たいと思います。
 1ヶ月間、本当にありがとうございました。

※2017年10月30日更新

関門医療センター  本多 飛翔(研修診療科:呼吸器内科)

まずは1ヶ月と短い間でしたが本当にお世話になりました。
 この1ヶ月間は呼吸器内科で研修させて頂きました。自分にとって初めての外病院での研修であり、初めはわからないことや戸惑うことばかりでしたが先生方、他の医療スタッフの方々の支えで充実した研修となりました。
 私が研修している関門医療センターには呼吸器内科はなく、肺癌やCOPD、間質性肺炎などの呼吸器疾患をみることは少なかったのですが、当院では気管支鏡検査や実際の肺癌治療などに携わることができ、大変勉強になりました。
 指導医の稲嶺先生はとてもやさしく指導してくださり質問もしやすく、また他の先生方も非常に話しかけやすい雰囲気で、本当にみなさん良くしてくださりありがとうございました。
 また、自分は来年以降総合内科で後期研修をしてく予定ですが、当院では呼吸器疾患以外にも様々な感染症や心不全などいろいろな症例を経験させて頂き大変勉強になりました。
 研修の話とはかわりますが名護はとても住みやすいところで、美味しいご飯も多く、週末にはダイビングに行ったりなどプライベートでも充実した1ヶ月間を過ごせました。
 様々な方と関わりをもつことができ、内地に戻るのは寂しい思いもありますが当院で学んだことを活かして今後の医師人生を歩んでいきたいと思います。

※2017年10月2日更新

聖マリア病院  櫻井 景太(研修診療科:呼吸器内科)

まずは1か月間本当にお世話になりました。
 今回研修させて頂いたのは呼吸器内科でした。指導医の田里先生は感染症専門ということで、抗菌薬の選択や地域的に多い感染症など大変勉強になりました。昨年も聖マリア病院で呼吸器内科をローテートしておりましたが、その時と比べると根拠を持って抗菌薬を選択できるようになっていたと思います。
 聖マリア病院の救急外来では時間的な問題でなかなかその場でGram染色をしたりできませんでしたが、「患者さんの背景を調べ検体を実際に検鏡して初療の抗菌薬を選択→数日後ないし培養結果で抗菌薬を再検討」という一連の流れを経験できたのは良い勉強になりました。選択する抗菌薬は同じだったとしても、根拠をもって選択できるようになったのは非常に良い収穫でした。
 また、この病院では九州に比してさらに年齢層の高い患者さんがメインであり、この国の医療現場の未来を見ているようで色々と考えるものもありました。
 また、週末には沖縄の離島へ足を延ばしたり、嘉手納基地を見に行ったりと充実していたように思います。基地問題などに関しても詳しいことまでは踏み入れませんでしたが、内地で報道されている内容とは随分違うなという印象でした。いくら同盟国とはいえ、深夜に自国のものではない戦闘機や輸送機が頭上を飛ぶというのがどういうものか経験できたのも良かったかなと思います。
 琉球王朝の関連史跡まで巡れなっかたのが心残りでしたが、そこはまた個人旅行で訪れてみようと思います。
 1ヶ月でしたが、本当に濃い1ヶ月でした。改めまして本当にお世話になりました。

※2017年10月2日更新

聖マリア病院  向笠 廣太(研修診療科:外科、救急科)

 7・8月の2ヶ月間、北部医師会外科と救急科で各1ヶ月間づつの短い間ですが、地域医療を学ばせて頂きました。
 外科では胆嚢摘出術に始まり、超低位前方切除など高度な外科手術を行っており、幅広い術式を見ることができました。また、林先生の元での外科当直では簡易な縫合から緊急手術に至るまで多岐にわたる外科救急の対応を学ばせていただきました。
 仕事面以外でも、赤松先生には沖縄の船釣りの素晴らしさを教えて頂け、木村先生には本部ダイビングに目覚めさせて頂き、宮平先生には年齢が近いこともあり日頃から良くして頂け非常に充実した日々を送ることができました。
 8月に研修させて頂きました救急科では、田中先生がお一人で奮闘され守っている北部医師会救急の現状を感じることができました。病院が少ないため多くの患者が北部医師会救急を受診し、ごく軽症から重症かつ若年者から高齢者まで幅広い年齢層の患者を、断らずに粛々と診察されている姿には感銘を受けました。受け入れるだけでなく、様々な分野に知見が広く、創傷の診かたや抗菌薬の選択、患者のフォローなど1つ1つの症例から多くの事を学ばせて頂くことが出来、自分の医師としての質が向上させて頂けたかのように思えました。
 医師だけではなく、看護師や事務の方々なども気楽に話したり相談させて下さったりとアットホームな病院の雰囲気に包まれ、毎日楽しく、真剣に医療を学ぶことが出来ました。こんな文面では伝えきれないほどに北部医師会の皆様には感謝しております。有意義な2ヶ月を下さり本当にありがとうございました。

※2017年8月31日更新

関門医療センター  吉松 悠太(研修診療科:呼吸器内科)

 1か月間呼吸器内科での研修させて頂きました。関門医療センターでは呼吸器内科がないため、この機会に呼吸器内科を研修できて大変勉強となりました。グラム染色の重要性とやり方を丁寧に教えて頂き、関門医療センターに戻ってから実践したいと思いました。当直も計6回入りましたが、その中でも重度の呼吸器疾患の方が退院後10日ほどで症状悪化し再入院となる機会を何度か経験しました。重度呼吸器疾患の予後の悪さを目の当たりにできて良い経験となりました。週2回の研修医レクチャーや勉強会も興味深い内容が多く、知識のアップデートを行う事が出来ました。呼吸器の3人の先生、田里先生、稲嶺先生、池宮城先生も優しく、またとても教え方が丁寧な方でした。
 研修医室では、聖マリア病院の研修医とお互いの病院の研修内容について話すことがあり、良い刺激となりました。一緒に研修する仲間がいたことは非常に心強く、嬉しかったです。また、週末は沖縄県各地を観光でき、郷土料理や観光地など地域医療を満喫することができました。
 地域の病院ですので、医師、スタッフの数や診療科の種類等が少ないなど、大きな病院に比べると不利な点もあると思われますが、そんな中でも連携をとりあい、助け合いながら頑張っていらっしゃる先生方の姿が印象的でした。また、医療スタッフや患者さんは穏やかな性格の方が多く、沖縄の人々の温かさにも触れることができた1ヶ月でした。
 短い期間ながら研修を受け入れて頂きありがとうございました。楽しく充実した研修期間を過ごす事ができました。

※2017年8月8日更新

関門医療センター  月橋 洋平(研修診療科:循環器内科)

 6/12から4週間を地域医療研修ということで北地区医師会病院(および北部医師会附属病院)で研修させていただきました。
 知人のいないところで生活することはとても久しぶりなことでしたのでとても心配でしたが、先生方や、スタッフの方々はとても優しくいろいろなことを教えていただけて嬉しく思いました。
 今回の研修では循環器内科を中心に研修させていただきました。内容としては循環器内科の先生方が2人とも外来の月曜と木曜は心臓血管外科のオペを見させていただき、オペがない時には外来の患者さんをみさせてもらいました。それ以外の曜日にはCAG、PCIをセカンドとして入らせていただきました。また不定期ですが金曜日もしくは土曜日にアブレーションにも入らせてもらいました。
 CAG.PCIは1日多い時で8から9件を経験できました。一件の速さはCAGだと入室から退室で15分以内で次々と進んでいく形でした。経験数が少ない状態だったので道具の使い方を覚え、順番を覚え、先生方のスピードについていくのはとても難しく、先生方やスタッフの方々に教えてもらいながらなんとかやっていくことができました。1ヶ月後には完璧とまでは行きませんが、ある程度ついていくことができるようになりとても良い経験になりました。
 緊急で搬送された患者さんを担当させていただきバルールパンピングなど、重症患者の管理を間近で見ることができとても勉強になりました。
 先生方の患者さんへの気配りがとてもしっかりしており自分では気づかないような事にも目の行き届いた医療を提供しておられ、少しづつそういった事に目を配れるようになったのではないかと感じております。
 最後の二日間は本院の呼吸器内科を回らせていただきました。短い間でありましたので呼吸器内科の1週間の内容を伝えることは出来ませんが、本院での医局の様子は科による垣根は全くなく皆さんが仲良く明るい印象でした。短い間でしたが皆さんから良くしていただきました。また全ての科が揃っているわけではないので皆さんが協力して医療を行なっておられました。
 とても素晴らしい環境で研修させていただきました。
 先生方、そのほかたくさんのスタッフの方々には大変お世話になりました。
 本当にありがとうございました。

※2017年7月13日更新

聖マリア病院  横手 龍一郎(研修診療科:消化器内科、呼吸器内科)

まず初めに2か月間、本当にお世話になりました。
 1ヶ月目は消化器内科、2か月目は呼吸器内科で研修をさせて頂きました。
 北部医師会病院は思っていたよりも救急病院であり慢性期だけではなく様々な救急疾患を学ばせて頂きました。穏やかな中に慌ただしい時もあり、メリハリをつけて仕事ができる環境でありました。
 私が研修する聖マリア病院では、診療科が多岐にわたり、様々な分野の専門的なことを学ぶことができますが、細分化されすぎていてcommon diseaseを広く学ぶのことが難しいのが現状です。北部医師会病院では、例えば消化器内科での研修でも、肺炎、心不全、脳梗塞、てんかん、慢性腎臓病、血糖コントロール等々と様々な分野の患者さんを診ることができ大変、勉強になりました。
また、医局の雰囲気も大変よくconsultがとてもしやすい環境だと思いました。大病院ではなかなか厳しいところもありますが、敷居がなく他科の先生と気軽に話しやすいよう、整備が行き届いており、地域ならではの良さを感じました。
 先生方も大変、熱心にいろんな事を教えて頂きありがとうございました。
 勉強会で発表する機会も頂き、大変良い経験になりました。
 終わってみると2か月間、本当にあっという間で、本当にもう1ヶ月いたいくらいです。
名残惜しさもありますが、北部医師会で学んだことを今後の診療に活かせるように努めたいと思います。また、沖縄がどれほど良いところか、北部医師会病院がどんなに良いところかを地元でも布教していきたいと思っております。
 2か月間、本当にありがとうございました。

※2017年7月4日更新

関門医療センター  東矢 俊一郎(研修診療科:呼吸器内科)

 今回、4週間と短い間でしたが、北部地区医師会病院で研修させていただきました。僕が研修している関門医療センターには呼吸器内科がなく、当院では呼吸器内科をローテ―トしました。研修初日に意外だったのは間質性肺炎や喘息の急性増悪の症例が自分の思っていた数よりも多く、正直「間質性肺炎の患者さんってこんなにいるんだ。」と感じました。研修医の時には自分の志望科を中心に回ったり、多くの科を回ったりと人それぞれですが、自分は回れるならできるだけ多くの科を経験したいと思っていますので、呼吸器内科でそのような現状を見れたことは自分にとって大きな経験となりました。また、レスピレーターの設定やネイザルハイフローの使用なども多く、いい経験となりました。田里先生にはグラム染色の方法から見方、そして抗菌薬の選択の流れまで指導いただき、いままで何気なく本の通りに処方していた抗菌薬選択の考え方も足がかりができたような気がします。田里先生著のレジデントノート「グラム染色からの感染症診断」は関門医療センターでも普及していきたいと思います。
 北部地区医師会病院の医局は正直大きい部類には入らないと思いますが、雰囲気がとてもよく上級医の先生方も診療科の垣根を越えて指導してくださり、研修医にとってはとてもいい環境だと思います。専門科の数が多いことはメリットではありますが、ついついすぐコンサルトしがちです。北部地区医師会病院では他科の先生の意見も交えた上で自分で診療することも多く地域医療らしさもあり、鑑別や診断で考えさせられる機会が多かったような気がします。勉強会も豊富で、症例発表の機会もいただき自分のプレゼン能力を見直すきっかけとなりました。研修医の環境としてはとてもよく、もう少し研修したいと思う気持ちもあります。
 北部地区医師会病院では関門医療センターとは違う点も多く経験させていただきました。急性期病院ながら地域医療らしさもあり、とてもいい研修を過ごすことができました。週末には沖縄の景色を楽しみながらドライブもでき、楽しく過ごすことができました。ここで得た経験を活かし、関門医療センターに戻っても努力していきたいと思います。4週間と短い間でしたが、ありがとうございました。

※2017年6月12日更新

聖マリア病院  杉山 卓郎(研修診療科:整形外科)

 初めに、本来2か月の研修予定でありましたが、こちらの都合で突然1か月に短縮になってしまったことをお詫び申し上げます。ご迷惑おかけしました。
1か月整形外科をローテーションさせて頂きました。
 貴院での研修を希望したのは、他院での整形外科を経験したかったからです。やはり施設により使っている器材、扱う疾患、診療におけるスタンスは違い、初めは驚くことが多かったです。
 外傷だけでなく、TKAをはじめとする、人工関節置換術を見ることができたことが非常に嬉しかったです。しっかり予習をしていれば、術者をさせていただくこともあったため、予習、復習のリズムを整えながら充実した研修をさせていただきました。整形外科の先生方は非常に優しく、わからないことは何でも聞けるとてもいい雰囲気でしたし、リウマチ科の豊原先生にも今後自分が整形外科医になるにあたっての心構えや進路なども相談に乗っていただきました。
 また、内科的なことがわからないときも内科の先生方に質問するとフランクに教えていただき、非常に勉強になりました。
 毎週の研修医レクチャーでは各科の先生から多くのことを学ばせていただきましたし、症例発表でも多くのご指導をいただきました。
 他院の研修医と仲良くなることができたのも地域医療研修の魅力でした。週末は海で遊んだり、カヌーをしたりと楽しむことができました。ここで得た仲間を大切にしたいです。
 1か月とても充実した研修を送ることができました。
 本当にありがとうございました。

※2017年3月3日更新

聖マリア病院  吉田 啓一郎(研修診療科:呼吸器内科)

 この度は北部医師会病院にて1か月間呼吸器内科を研修させていただきましたが田里先生、稲嶺先生だけではなく、院長先生をはじめ他科の先生方皆さんによくしていただきとても有意義な時間を過ごすことができました。このような医局の雰囲気からも所属病院とは違う専門科間での垣根のない医局を実感した場面でありました。また当直帯でも様々な先生とご一緒させていただいたのですがどの先生方も専門科にとらわれず、多岐にわたる疾患へのアプローチ、入院後の管理に精通されている点も地域研修らしさというものを実感した一面でありました。
 呼吸器内科では、もともと苦手意識が強い感染症領域を克服したく選択させていただいたのですが、毎朝の田里先生との回診およびディスカッションの中で感染症診療の基礎となる考え方から丁寧にご教授いただきました。今までグラム染色は感受性もよく意味を読み取れていないまま診療に当たっていたと思うと非常に恥ずかしいのですが、未熟ながらも少しは苦手意識を克服できたのではないかと思います。まずは田里先生の著書でもある「グラム染色からの感染症診断」は必読の書として聖マリア病院へも広めさせていただこうと考えております。
 同じ九州ではありますが沖縄という、内地とはどことなく雰囲気や文化、また言葉の異なる環境での研修を通して一番に苦労したのは患者さんとのコミュニケーションでしたが、そういった点を経験させて頂いたことも久留米周辺の関連病院で研修するよりも貴重な経験をさせて頂いたと実感しています。
 大変短い間で後ろ髪をひかれる思いではありましたが、昼も夜も面倒を見てくださった医師会病院の先生方や看護師さん、事務員の方々など多くの方に感謝しています。今後どこでお会いできるかわかりませんが、折角いただいた今回の出会いや経験を今後に活かしていけるよう研鑽していきたいと思っています。本当にお世話になりました。
 また僕のようにだらしない人間はそうそういないと思いますので、今後やってくる聖マリア病院からの研修医もよろしくお願いします。

※2017年3月3日更新

聖マリア病院  田中 秀明(研修診療科:呼吸器内科)

 1ヶ月という短い期間ではありましたが、本当に充実した地域研修を送らせていただきました。
年始の忙しい時期からの受け入れであるのに、先生方、スタッフの方々は優しく対応してくださり本当に感謝しております。
 1ヶ月の研修の内容としては、呼吸器内科で田里先生の入院患者を主に担当し、気管支鏡検査や胸腔穿刺、胸腔ドレーン、など呼吸器内科としての業務の一旦に加わらせていただきました。
 沖縄地域ならではの疾患や、風土に応じた生活様式の違いなど名護市にこなければ、わからないことも多く学ぶことができました。また、地域性が高い疾患だけでなくcommonな疾患も多く目にすることができ、自身の研修先と異なったやり方や考え方など改めて気づく大事なことも多く、今後の診療の糧にすることができたと思います。
 特に、田里先生には、当院では検査部が主に施行するグラム染色に関して積極的にご教授してくださり、感染症に対する知見が広げることができました。また、稲嶺先生、池宮城先生も自分の稚拙な質問に対しても真摯に答えてくださりとても優しく非常に恵まれた環境で研修を送らせていただいたと感じております。他科の先生、スタッフも優しく指導的で、医局の雰囲気もとてもよかったです。ひとえに院長の人柄の影響力もあるのではないかと思っております。
 呼吸器内科ではありましたが、先生方の人数の関係上、科の垣根を超えgeneralに診療にあたっている様を拝見できたのも良かったです。おかげでDrであるならば専門以外の多くの症例も学ばなければならないと思えることができました。
 聖マリア病院からの研修は今年度からの取り組みですが、非常に充実した研修先であったと後輩たちに伝えることができると自信をもって言えます。今後ともよろしくお願いいたします。
 最後ではありますが、今研修を支えてくださった各スタッフの皆様には格別の感謝を申し上げます。ありがとうございました。

※2017年3月3日更新

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