やんばるGeneral Practice Conference

 7月19日(土)沖縄県立北部病院で「やんばるGeneral Practice Conference]が開催され、当院から初期臨床研修医の伊藤先生と吉田先生、川又先生、田里先生が参加しました。

 この会は、沖縄県立北部病院の総合診療科が主催している「臨床推論カンファレンス」という形式の症例検討会で、最初は病名を明かさずに、病歴や身体所見、検査所見などを少しずつ開示し、参加者がディスカッションしながら診断を解き明かしていくものです。総合診療の分野でご高名な大阪医科薬科大学の鈴木富雄教授をお招きして毎年開催されているとのことで、当院からは初めて症例提示させていただきました。

 当院からは伊藤先生に発表してもらい、北部病院、南部医療センター・こども医療センターからの発表と併せて計3症例の発表がありました。
いずれも最後に明かされるまで診断がわからない大変勉強になるカンファレンスでした。また、これらの症例検討後には「鈴木先生からの調整!」と題する症例検討もあり、その後「HPVワクチン」に関する教育講演も賜りました。

 会終了後には、研修医と指導医、琉球大学医学部の学生さんが参加する懇親会も開催され、交流を深めることができました。

 2028年度には、当院と沖縄県立北部病院が合併してできる「公立沖縄北部医療センター」の開院を控えていることもあり、今後もこのような症例検討会などを通して両院共通の研修・教育の場を設けていきたいと考えています。